IT未経験や初心者の方に向けて、ITパスポート試験に合格するための勉強方法をお伝えしたいと思います。
必要な試験対策を行えば、独学でも十分に合格できるレベルまでの知識を習得することができます。
勉強方法に参考にしていただき、ITに関する基礎知識の証明となるITパスポートの資格を手にいれましょう。
勉強方法のまとめ
とりあえず勉強方法を知りたい方に向けてのまとめになります。
勉強方法などの詳細は後ほど、説明しますので、そちらを是非ご覧ください。
勉強時間の目安や勉強方法で使用する教材は以下になります。
勉強期間:1か月
勉強時間:80時間
勉強方法:参考書+過去問
「【令和4年度】 いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」
「ITパスポート過去問道場」
費用 :9,238円(試験代:7,500円+参考書:1,738円 )
ITパスポートとは
ITパスポートはITに関する基礎知識の証明ができる国家資格となっています。
IPA(情報処理推進機構)が実施する情報処理技術者試験の中の一つであり、ITに関わるすべての社会人に向けた試験・資格となっています。
AI、ビッグデータ、アジャイル開発など近年のトレンドワードに関する出題や、セキュリティ、ネットワーク、プロジェクトマネジメントなどIT基礎部分の出題があり、幅広いIT知識を問われる試験となります。
難易度
情報処理技術者試験の中ではスキルレベルが1~4の四段階で設定されており、ITパスポートはレベル1に該当する一番難易度が低い試験となります。
出典:IPA公式サイトより
合格率
合格率は公開されている2022年5月度のデータをもとにすると、59.6%(社会人:62.8%、学生:47.0%)となっています。
近年を試験結果を見ても、概ね60%前後ぐらいの合格率となっており、資格試験の中では比較的、合格率の高い試験となっています。
試験日
基本的には1年中実施しており、全国各地の試験会場から選択して試験を受験することができます。
自宅などのオンライン受験は実施されていませんので、試験会場の空いている時間から予約することが必要となります。
試験形式
CBT方式となり、コンピュータ画面に問題が出題され、回答していく形式となります。
試験時間は120分で四肢択一式の問題が100問出題されます。
試験終了後、スコアレポートを確認することができ、1000点中600点以上で合格となります。
※正式な合格発表は試験翌月の中旬ごろに発表されます。
過去問
過去問はITパスポートのホームページにて公開されています。
PDF形式で問題と解答が配布されているため、ダウンロードすることができます。
過去問から同様の問題も出題されるため、試験対策に活用することができます。
勉強時間
勉強時間の目安としては、80時間程度となります。
もちろん、ITの事前知識があればもう少し短い勉強時間でも可能ですが、初心者の方はだいたい80時間程度の勉強時間を確保するようにしましょう。
勉強方法
ここから勉強方法についてですが、IT知識のインプットを参考書で行い、過去問を用いた問題演習でアウトプットを行い、知識を身に付けていく勉強方法がおすすめです。
多くの教材に手を出すよりも、限られた教材をやり込むことにより、知識を定着させることが大切となります。
使用する勉強教材は次の2つです。
【令和4年度】 いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集
参考書は「【令和4年度】 いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」を使用します。
試験に合格するために必要な解説が丁寧にされており、IT初心者でも読みやすく、学習を進めやすい構成となっています。
使い方としては、最初から順番に読んでいき、知識をインプットしていけば問題ないですが、無理にすべてを覚えることをしなくても大丈夫です。
知らないIT用語の説明は覚えにくく、意味まで理解して覚えようとすると時間がかかり、勉強にも挫折してしまいがちです。
1周目はとにかく一通り、読み切ることを意識して進めます。
1周目を読み切ったら、次に説明する過去問演習へと進み、参考書の2周目以降は、分からない部分の復習や隙間時間に少しづつ読むなどして、知識定着のサポートとして使いましょう。
過去問での問題演習を多く行った方が、初心者には出題される部分の知識から覚えることができ、試験合格に必要な知識を学びやすいです。
ITパスポート過去問道場
過去問演習で使用するのが、「ITパスポート過去問道場」というWEBサイトです。
無料で利用することができ、会員登録をすれば、勉強状況の記録もできるため、是非会員登録して利用しましょう。
進め方としては、年度別に取り組んでいき、直近の過去5回分を3周以上はして、正解率が90%以上になるまでやります。
具体的には「令和4年⇒令和3年⇒令和2年⇒令和元年⇒平成31年」の順に解いていき、解説を読んで内容を理解します。
ITパスポート試験では過去問に似た問題が出題されるため、直近の過去問をしっかり理解できていれば、本番試験でも多くの問題に対応することができます。
①参考書「いちばんやさしいITパスポート」を1周目
②過去問を「令和4年⇒令和3年⇒令和2年⇒令和元年⇒平成31年」の順に1周目
③参考書「いちばんやさしいITパスポート」を2周目
④過去問を「令和4年⇒令和3年⇒令和2年⇒令和元年⇒平成31年」の順に2周目
⑤過去問を「令和4年⇒令和3年⇒令和2年⇒令和元年⇒平成31年」の順に3周目
さいごに
ITパスポート試験の勉強方法についてお伝えさせていただきました。
ITパスポートの知識を知っていると、仕事でも良く聞いたりして、「その言葉知ってる」となることも多々あります。
IT用語の意味は難しく感じる部分も多いですが、理解してくると楽しさになってくる部分もありますので、是非楽しみながら学習に取り組んでもらいたいと思います。
試験に合格して、IT知識の証明をできるように頑張りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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