AWSの実務経験がなくても合格できたAWS認定SAA(ソリューションアーキテクト・アソシエイト)の勉強方法をお伝えさせていただきます。
近年クラウド需要の増加に伴い、AWS認定資格の取得を目指している方も増えてきています。
ベンダー資格の中でも実際に役立つAWSの知識を学べる点が人気の理由だと思います。
AWS認定資格の中でも、AWSを正しく理解して、設計や環境構築ができる証明となるAWS認定SAAの試験内容、難易度、勉強方法を私の合格体験も踏まえてお伝えさせていただきます。
▼私のAWS認定SAAのスコアレポートです
AWS初心者の方は可能であればAWSクラウドプラクティショナー(CLF)から取得することをおすすめします!
AWS認定SAAの勉強時間・勉強方法まとめ
詳細は後ほど説明しますが、勉強時間の目安、勉強方法のまとめは以下となります。
勉強期間:1か月
勉強時間:50時間
勉強方法:参考書1冊 + Udemy1講座
費用 :21,558円(試験代:16,500円+参考書:2,618円 + Udemy講座2,440円)
参考書は「AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第2版」を教科書の役割として使用しました。
問題演習はUdemy講座の「【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)」をやり込む勉強方法にて合格できました。
試験概要
まずはじめに試験概要を知るために公式の試験ガイドを確認しましょう。
AWS認定資格は現在11資格があり、SAAはソリューションアーキテクトのアソシエイトレベルという中級者向けの難易度になっています。
AWS公式試験ガイドによると1年以上の実務経験が必要とありますが、試験対策の勉強を行えば、実務経験なしの独学でも合格は可能です。
逆に言うと、1年間の実務経験を積んだレベル同様の知識を付けることができます。
出題されるのはAWSのサービスを用いたアーキテクチャ設計についてです。
AWSにはベストプラクティスというAWSが推奨している構成やセオリー、原則があります。
ベストプラクティスに沿った考え方を理解できているかが試験で主に問われます。
試験の基本的な情報は以下になりますので確認しておきましょう。
・試験日 :年中選択可能
・受験料 :16,500円(税込み)
・受験方式:テストセンター or オンライン
・試験時間:130分
・問題数 :65問
・問題形式:多肢選択式 or 複数回答式
・合格基準:720点以上
出題範囲
出題範囲については大きく4つの分野に分けて出題されることとなります。
具体的には以下の4つの出題分野と比率が定められています。
出題分野 | 比率 |
---|---|
弾力性に優れたアーキテクチャの設計 | 30% |
高性能アーキテクチャの設計 | 28% |
セキュアなアプリケーションとアーキテクチャの設計 | 24% |
コストを最適化したアーキテクチャの設計 | 18% |
試験日
試験日は基本的にはいつでも受験可能ですが、テストセンターとオンライン試験が予約可能な時間帯は決まっています。
すでに予約がいっぱいになっていると、希望時間帯の予約が取れない可能性があるため注意が必要です。
試験日を決めた後は早めに受験可能かを確認し、申込をしておくことをおすすめします。
試験形式
試験時間は130分で65問を解答する必要があり、1問あたり2分程度が使える時間になります。
全て解答は選択式になりますが、4つから1つの正解を選択する多肢選択式問題と5つ以上から2つ以上の解答を選択する複数回答式問題のどちらで出題されます・
AWS試験の採点方法が特殊で65問の内、採点に使用される問題が50問となっています。
15問は採点対象外となっているため、合否に影響のない問題となります。
なぜ、このようなことをしているかとAWS側が今後の試験問題として採用するかの判断をするために15問は傾向を収集するために利用されています。
試験を受ける人はどれが採点対象の問題となっているかはわからないので、気にする必要はないですが、思ったより、採点が良かった、悪かった時はこの採点方法が影響しているかもしれません。
合格基準
合格基準は720点以上となっており、試験は採点対象の50問の結果から、100点~1000点のスコアが採点されます。
難易度や同じ試験の受講者の結果を踏まえて、スコアの調整が入るため、必ずしも何問以上正解できれば合格とはならないですが、問題集では80%以上の正答率を目指しましょう。
初めて解いた問題で65問中52問以上正解出来ていれば、本番でも合格出来る可能性が高くなっていると思います。
勉強方法
勉強方法としては最初に参考書でソリューションアーキテクト・アソシエイトの出題範囲のサービスの概要を理解します。
AWSを全く知らない方も経験者の方もまずは試験に出題されるサービスがどのようなものかを把握します。
その後は、試験対策の問題集を解き、どのような問題が出題され、どのような解答が必要なのかを理解しながら勉強を進めます。
勉強の比率としては問題集を解くことがほとんどで、参考書:1、問題集:9ぐらいの割合になります。
具体的にどの参考書と問題集を使用して合格できたかを次にお伝えします。
参考書
参考書として使用するのは「AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第2版」です。
この参考書は試験範囲をカバーしていて、各サービスの概要レベルについて、丁寧に整理して記載されています。
そのため、最初のAWS基礎知識のインプットとしておすすめの1冊です。
使い方はシンプルに前から順番に読んでいきながら、解説と練習問題を解いていきます。
理解できない部分もあると思いますが、あまり気にせず、試験全体に出題されるサービスのイメージをつかむことを意識してください。
Udemy
今回、問題集として使用するのが、Udemy講座の「【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)」です。
この講座は通常の動画学習ではなく、模擬試験として取り組むことが出来る講座です。
本番想定の模擬試験が6回分も出来る為、模擬試験としては十分な演習量をこの講座1つで行うことが出来ます。
問題を解きながら、自身の理解度を確認して、分からない分野をなくしていける為、問題演習が一番頭に残りやすい勉強方法になります。
一度、参考書を読んだ後に早速、問題集に取り組み、1回分ずつを解いては解説を読むことを繰り返し行っていきます。
目安としては最低3周は実施することをノルマとして、6回分×3周で18回分の模擬試験を解くことになります。
同じ問題を繰り返すことになるので、答えを覚えるのではなく、内容を理解することに重点を置いて取り組み、正答率が9割を超えるようになれば、本番試験でも多くの問題を答えられるようになります。
UdemyのAWSに関する講座については以下の記事も参考になります。
さいごに
AWS認定SAA(ソリューションアーキテクト・アソシエイト)の勉強方法を解説させていただきました。
私はAWSに興味があり、試験勉強を通して、多くのAWSの知識を身につけました。
資格取得という目標がある中で、取り組む勉強が一番、自分自身の役に立つと思います。
試験合格のカギは多くの問題を解くことにあります。
Udemyの問題集を全て、理解できるぐらいまでやり込み、是非合格を勝ち取ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もっと時間をかけて勉強したい方や、不安が残る方は他に出来るSAAの勉強方法を以下の記事で紹介しています!
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