IT企業に入社して、「勉強しといた方がいいのかな」、「プログラミングは難しいなあ」など思っている方はいるのではないでしょうか。
私自身もプログラミング未経験でSEになったため、勉強しようとする気持ちはあったのですが、プログラミング言語や基本情報の学習など色々やるべきこと多くて、どれも手に付きませんでした。
SEといっても、社会人の一人になるので、基本的なビジネススキルの勉強も必要となります。
まずは始めやすい読書を通して、少しでも勉強する習慣を新人SEとなった方には身に付けてもらいたいです。
本を読むだけでも、周りの勉強していない同期とも差が付くことになります。
そこで、新人の時に読んでおけば良かったと思う本・書籍を12冊紹介します。
1ケ月に1冊読めれば、1年間で12冊分のスキルアップが出来ます。
興味のある本からで構いませんので、少しでも読書を始めるきっかけにしてもらいたいと思います。
1年目新人SEにおすすめする本・書籍12選の一覧
詳細は後ほど紹介しますが、以下の12冊がおすすめする本・書籍になります。
4月に入社してから、1年間を通して、少しずつ読んで成長してもらいたいと思います。
入社1年目のビジネススキル大全
気持ち新たに新社会人となる方も多い4月におすすめする1冊は「入社1年目のビジネススキル大全」です。
この本ではビジネススキル全般を広く解説しており、多くの社会人に当てはまる基礎部分を学ぶことが出来ます。
また、どのように自分の作業を管理して、成果を出していけるのか学ぶことが出来るため、早くノウハウを知って、実践出来るほど、大きな成長・成果を挙げられるようになります。
多くの会社では研修中で、今後どのような仕事に就くかも決まっていない方もいると思います。
しかし、どんな仕事内容でも役に立つであろう知識を学べるため、社会人となった最初に読んでおくことをおすすめします。
・作業時間の管理
・先輩・上司とのコミュニケーション
・基本的なパソコン操作やメールの書き方
・課題解決の思考法
20代にとって大切な17のこと
社会人として1ヶ月が立ち、少し慣れてきた5月におすすめする1冊は「20代にとって大切な17のこと」です。
今がどのような時代であるかを知り、これからの長い人生を考えたときに自分のやりたいことは何かを改めて考えさせてくれます。
社会人になった後でも、今までやってきたスポーツや音楽、新たな場所への旅行や独立してビジネスをするなど、自分にとってやりたいことがあるはずです。
この本を読んで、自分のやりたいことが何かを考えて、今後20代をどのように過ごすかを早めに考えておきましょう。
壮大な話でなくても、SEとしてもキャリアプランを思い描くことをしてみましょう。
・現代の生き方
・将来の自分を考える力
社内プレゼンの資料作成術【完全版】
そろそろ、研修も終わり配属された現場での仕事が始まるであろう6月におすすめする1冊は「社内プレゼンの資料作成術【完全版】」です。
営業ではないため、SEが行うプレゼンの機会は多くないかもしれませんが、お客様に資料を使って説明する機会に携わることはあります。
また、1年目は学んできたことの成果を発表する機会などもあると思います。
人に伝わる資料を作成出来るようになると、仕事の成果に直結し、周りからの評価を得やすいです。
この本では、課題⇒原因⇒解決⇒効果の見せ方による論理的な説明の仕方や、視覚的な伝わりやすい見せ方を学ぶことが出来ます。
また、具体的なスライド作成方法が載っており、持っておくだけでも必要な時に参考になります。
資料作成で苦労しないように、セオリーを学んでおくと必ず役に立ちます。
・論理的な説明の仕方
・伝わりやすい資料の作成方法
・視覚的な効果が与える影響
電話応対はこわくない! 知っておきたい仕事のルールとマナー
現場にも慣れてきた7月におすすめする1冊は「電話応対はこわくない! 知っておきたい仕事のルールとマナー」です。
電話応対を任されることは1年目は多いのではないでしょうか。
今時、自分の電話に出ることも少なくなり、知らない会社の人からの電話は聞き取りづらく、難しいです。
電話の恐怖に怯えながら、仕事をしていた日々を思い出します。
何年か前から会社に置かれていたのがこの本です。
電話応対の必要性の理解から応対方法、正しい言葉遣いまで学ぶことが出来、どこの会社でも通用する電話応対を身に付けることが出来ます。
電話応対に不安がある方は一度、読んでみることをおすすめします。
・電話応対の基本対応
・正しい言葉遣い
・電話応対から得られる成長
この1冊ですべてわかる 新版 SEの基本
仕事も実践としてプログラミング、テスト、保守作業などを担当し始める8月におすすめする1冊は「この1冊ですべてわかる 新版 SEの基本」です。
人それぞれ現在している仕事の状況は異なると思いますが、SEとして必要な知識のベースはある程度決まっています。
SEに必要な基本知識とスキルを教えてくれるのがこの本になります。
現代のSEとしてどんな課題解決が出来るシステムを作るか、どのような役割を求められているかをまず学ぶことが出来ます。
求められている役割を理解したうえで、必要な知識、スキルの解説があり、SEとして知っておくべきことを現場のSE視点で解説されています。
SEとしてどんな仕事をするのかを改めて教えてくれるおすすめの1冊です。
・SEとしての役割
・SEに必要な知識、スキル
・現場で役立つ課題解決の手法
プリンシプル オブ プログラミング3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則
上期の終わりも迎え、メキメキとスキルを磨いてきた9月におすすめする1冊は「プリンシプル オブ プログラミング3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則」です。
この本はプログラミングだけでなく、システム開発をするにあたっての原理・原則があることを解説してくれています。
コードは書いて終わりではなく、ずっと読まれるものであることから、如何に重要であるかを学ぶことが出来ます。
変数の名前を一つつける重要さから少し高度なアーキテクチャの設計、さらにブルックスの法則などのシステム開発で良くある法則まで知っておきたいことが解説されています。
読んでおくとシステムエンジニアとしての経験値を多く積むことが出来るのでおすすめの1冊です。
・コードの重要性
・プログラミングの原則
・システム開発の法則
人は話し方が9割
入社半年を終え、周囲との環境にも慣れてきた10月におすすめする1冊は「人は話し方が9割」です。
2021年に一番売れたとされているビジネス書で多くの方が内容を知っています。
普段の他愛もないような会話を大切に周囲としておくことで、自分自身のとって話しやすい環境を作っておく方法について解説されています。
コミュニケーションがいらない仕事はないと思いますので、一つの方法としてこの本の内容を理解しておくと、引きだしが増えることになります。
話すだけでなく、話しやすい雰囲気を自分が作り出すことにも繋がるため、仕事のコミュニケーションを円滑にしたい方におすすめの1冊です。
・話しやすい環境の作り方
・普段のコミュニケーションのコツ
新しいLinuxの教科書
任される仕事も増えてきて一人前に近づく11月におすすめする1冊は「新しいLinuxの教科書」です。
SEとしてシステムに携わるなかで、必ず出てくるのがサーバであり、代表的なのがLinuxです。
IT未経験の方は黒いコマンドプロンプトに入力されるコマンド操作に苦手な意識を持ちつつも、憧れを持つ方もいるのではないでしょうか。
Linuxの基礎知識を知らずに現場ではコマンドだけ打つようなことが多いですが、Linuxをきちんと学べば不安がなくなり、仕事での理解も深まります。
本の大きさと分厚さがあり、やり抜くには根気が必要ですが、Linuxの基礎部分から用語の説明、簡単なコマンド、応用的なコマンドと順番に学ぶことが出来、実際の現場でも役に立つスキルを身に付けられます。
Linuxを使えるエンジニアとして活躍したい方におすすめの1冊です。
・Linuxの基礎知識や用語の意味
・基礎~応用までのコマンド操作
・現場で使えるテクニック
図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
SEとして、基礎知識がついてきた12月におすすめする1冊は「図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書」です。
実際に使用しているかもしれませんが、AWS、Azure、GCPといったクラウドはIT業界では当たり前に利用するサービスになってきています。
その中でも、AWSはクラウドサービスNo1のシェアを誇るため、この本を通してクラウドの基礎と「AWSって何」という部分を学んでほしいです。
クラウド、ネットワーク、インフラといった関連する用語の理解と代表的なAWSのサービスについて、図解と丁寧な解説がされています。
まずはクラウドの基礎を学ぶのにおすすめの1冊です。
・クラウドの基礎
・AWSの仕組み
・AWSを活用して出来ること
神モチベーション 「やる気」しだいで人生は思い通り
正月休みを終えて、新たな1年の始まりとなる1月におすすめする1冊は「神モチベーション 「やる気」しだいで人生は思い通り」です。
正月休みでやる気があがる人もいれば、やる気がさがる人もいます。
そんなやる気を高めてくれるのがこの本です。
目標と現状のギャップを理解することにより、自然とやる気が出る方法を学ぶことが出来ます。
仕事はモチベーションに左右されない方が良いと思いますが、そんな気持ちのコントロールが出来るようになります。
「なんかやる気が出ないなあ」と考えている方に一度、読んでもらいたいおすすめの1冊です。
・仕事の成果を安定させる
・モチベーションを常に保つ
・行動力の無さを改善
現場で役立つシステム設計の原則 ~変更を楽で安全にするオブジェクト指向の実践技法
もうすぐ後輩が出来る2月におすすめする1冊は「現場で役立つシステム設計の原則 ~変更を楽で安全にするオブジェクト指向の実践技法」です。
SEの醍醐味の一つと言えば、設計だと思います。
初めは良く分かっていなかったシステム開発を経験し、少しずつ知識がついてきたと思います。
設計する力を持っていれば、SEとして大きくレベルアップが出来ます。
設計が出来ていないと、バグが潜在していたり、保守するときに誰もわからないようなことになって今します。
オブジェクト指向を用いて、システムを安定し、利用しやすいものとするかを、実際の現場と同じ目線で学ぶことが出来ます。
複雑な内容もあるため、何度も読み直して理解する価値のある本となっています。
オブジェクト指向の設計を学びたい方におすすめの1冊です。
・オブジェクト指向
・システム設計の手法
・業務アプリケーションの良い設計
学びを結果に変えるアウトプット大全
1年目も終わりを迎え、さらなる飛躍をする3月におすすめする1冊は「学びを結果に変えるアウトプット大全」です。
読書もそうですが、勉強の多くはインプット型で知識を取り入れることが多いです。
しかし、成長することに最も大切なのは人に教えたりすることによるアウトプットであることを学ぶことが出来ます。
なかなか実践が難しいアウトプットの方法を様々な手法で実践できるようになり、自分自身の成長に活かすことが出来るようになります。
今後、成長していきたい方におすすめの1冊です。
・アウトプット型の成果の出し方
・自己成長に繋がる行動
・仕事で評価される方法
さいごに
社会人1年目の新人SE(システムエンジニア)におすすめする本・書籍を12冊紹介させていただきました。
私自身の1年目を振り返り、ここで読んでおきたかったなという本を1ヶ月分づつ紹介方法にしてみました。
順番に読んでいただいても、興味のあった好きな本から読んでもらっても構いません。
SE(システムエンジニア)は勉強が大切になりますので、通勤時間の隙間時間でも出来る読書から少しづつでも習慣化し、強みを持ったSEになってもらいたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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