Claude Codeで個人開発をしたときに、実際にかかった費用をお伝えさせていただきます。
筆者はSIerでエンジニアを約7年、SAPコンサルタントを約3年経験し、現在は生成AI・LLMを使ったアプリケーション開発に携わるAI開発エンジニアです。本業とは別の個人開発で、テニスの練習記録アプリをClaude Codeで作り、着手から21日でApp Storeに公開しました。
Claude Codeの料金を調べると、プランごとの料金表はたくさん見つかります。ただ、「実際に個人開発でいくら払い、そのプランで足りたのか」まで書かれた記録は多くありません。この記事では、筆者が実際に支払った額と、Max 20xプランでも毎週使用量の上限に達した体験、使用量を抑えるためにしていた運用をまとめます。
かかった費用のまとめ
詳細は後ほど説明しますが、アプリの開発と公開にかかった費用のまとめは以下となります。金額はすべて筆者が実際に支払った額です。プランの料金は変わることがあるため、最新の金額はClaudeの料金ページ(公式)でご確認ください。
| 項目 | 筆者の支払い | 補足 |
|---|---|---|
| Claude Max 20xプラン | 33,000円 | 1か月分。毎週、使用量の上限に達した |
| Claude Proプラン | (集計に含めていません) | Max 20x以外の期間に利用 |
| Claude API(従量課金) | 0円 | 使っていない |
| Claude以外のAIツール | 0円 | 使っていない |
| Apple Developer Program | 12,800円 | App Storeでの公開に必要。年単位の自動更新 |
| 独自ドメイン | 15.62ドル | Web版の公開に使用 |
| Vercel(Web版の公開) | 0円 | 無料のHobbyプラン |
| 問い合わせ用メール(iCloud+) | 0円(追加分) | 以前から契約していたものを利用 |
| Mac | 0円(追加分) | 手持ちのものを利用 |
| Google Play Console | 0円 | 登録していない(Androidでは公開していない) |
- Proプランの期間を除くと、支払いは45,800円と15.62ドル
- 費用の大半はClaudeのプランと、Apple Developer Programの登録費だった
- サーバー代は0円。バックエンドを持たない作りにしたため、ホスティングは無料の範囲で収まった
アプリの内容や開発期間・体制の全体は、別の記事にまとめています。
▼Claude Codeでスマホアプリを個人開発した記録はこちら▼

Max 20xプランを1か月使い、それでも毎週上限に達した
Claude Codeは無料プランでは使えず、ProかMaxの有料プランが必要です。Maxには「Max 5x」と「Max 20x」があり、公式ヘルプでは、Max 20xはProの20倍の使用量(5時間ごとのセッション単位)が使えると説明されています。
筆者は開発期間のうち1か月をMax 20xで過ごし、支払いは33,000円でした。それでも、その1か月は毎週、使用量の上限まで達していました。
ブログ運営と並行して使っていた
先にお伝えしておくと、この使用量はアプリ開発だけのものではありません。同じ契約のClaudeを、このブログの運営にも並行して使っていました。
Claudeの使用量の上限は、チャットでの利用とClaude Codeでの利用で同じ枠を共有しています。公式ヘルプでも、Claude(チャット)とClaude Codeの利用はすべて同じ上限に数えられると説明されています。アプリ開発とブログ運営のように複数の用途で使うと、その合計で上限に達することになります。
また、アプリ開発では、筆者1人のほかに7つの役割(PM・UXデザイナー・設計・フロントエンド・QAなど)のサブエージェントを1つのセッションから動かしていました。人が作業したのは週10時間程度ですが、サブエージェントは人が画面を見ていない間も作業を進めるため、使用量は人の作業時間に比例しません。
上限の仕組みと、達したときの選択肢
Maxプランの上限には2種類あります。公式ヘルプの説明をまとめると、次のとおりです。
| 上限の種類 | リセットのタイミング |
|---|---|
| セッション単位の上限 | 5時間ごと |
| 週単位の上限 | アカウントごとに決まった曜日・時刻に毎週リセット(使い始めた日や契約日では変わらない) |
週単位の上限はすべてのモデルに共通なので、モデルを切り替えても続けられません。次のリセット日時は、Claudeの設定の使用量画面(Settings > Usage)で確認できます。
上限に達したときの選択肢として、公式ヘルプでは次の4つが挙げられています。
- リセットを待つ:追加の費用はかからない
- 追加の利用枠(usage credits)を有効にする:上限を超えた分を別途支払って使い続ける
- 上位のプランに変更する:ProからMax、Max 5xからMax 20xへ
- APIの従量課金に切り替える:Claude Consoleでクレジットを購入して使う
Max 20xは個人向けでは最も上の段階なので、それでも足りない場合は「待つ」か「追加で払う」かのどちらかになります。費用を固定したい個人開発では、上限に達する前提で、使用量そのものを減らす運用が大切だと思います。
What is the Max plan?(Claudeヘルプセンター・英語)/Use Claude Code with your Pro or Max plan(同)
使用量を抑えるためにしていた運用
アプリの開発では、使用量を抑えるために次の3つを決め事にしていました。いずれも、Claude Codeの公式ドキュメントで使用量を減らす方法として挙げられている考え方と同じです。
| していた運用 | 効く理由 |
|---|---|
| 1つの作業のまとまりが終わるたびに、会話をリセットする | Claude Codeは毎回の依頼で会話の履歴をまとめて送るため、関係のない過去のやり取りが残っていると、そのぶん使用量が増える |
| 会話が長くなりすぎる前に、早めに要約させる(約30万トークンで自動要約) | 長い会話をそのまま続けるほど、1回あたりの使用量が大きくなる |
| 調べものは、サブエージェントの中で完結させる | 調査で読んだ大量の情報はサブエージェント側に残り、元の会話には要約だけが戻る |
3つに共通するのは、元の会話を短く保つことです。公式ドキュメントでも、長時間開いたままの会話は、1行の質問でも会話全体の分の使用量がかかると説明されています。別の作業に移るときに会話をリセットするだけでも、効果があると思います。
それでも毎週上限に達していたので、これらの運用は「上限に達しなくなる方法」ではなく、「同じ枠でより多くの作業を進める方法」と考えるのがよいと思います。
Manage costs effectively(Claude Code公式ドキュメント・英語)
API従量課金と他のAIツールは使わなかった
今回の開発では、ClaudeのAPI(使った分だけ払う従量課金)も、Claude以外のAIツールも使っていません。開発環境もClaude CodeのDesktopアプリだけで、エディタやCLIは併用していません。Claudeへの支払いは、ProとMax 20xの定額プランだけです。
定額プランとAPIの違いは次のとおりです。
| 定額プラン(Pro・Max) | API(従量課金) | |
|---|---|---|
| 支払い方 | 毎月決まった額 | 使ったトークン量に応じて支払う |
| 上限 | 5時間ごと・週ごとの使用量の上限がある | プランのような5時間・週単位の上限はなく、使った分だけ請求が増える |
| 向いている使い方 | 費用を固定したい個人開発 | 上限を気にせず使いたい場合や、自作のシステムから呼び出す場合 |
参考までに、Claude Codeの公式ドキュメントでは、企業での導入実績として開発者1人あたり月150〜250ドル程度が平均的な費用とされています(APIのトークン消費ベース)。使い方によって大きく変わる数字ですが、個人開発で費用の上限を決めておきたい場合は、定額プランの方が見通しを立てやすいと思います。
ストア公開とWeb版にかかった費用
Claude以外の費用は、アプリを公開するための費用です。
Apple Developer Program:12,800円
App Storeでアプリを公開するには、Apple Developer Programへの登録が必要です。筆者が登録時に支払った額は12,800円でした。年単位の自動更新なので、登録を続ける限り毎年かかります。金額は地域の通貨で表示され、変わることもあるため、これから登録する方は公式サイトで最新の金額をご確認ください。
Apple Developer Programへの登録(Apple公式)
登録の申込みは1回目が通らず、申込み直しています。登録から審査・公開までの流れは別の記事にまとめました。
▼Claude Codeで作ったアプリをApp Storeに公開した記録はこちら▼

Google Play:登録していないので0円
今回はiPhoneだけで公開し、Google Play Consoleには登録していません。Google Playで公開する場合は、1回限りの登録料がかかります。さらに、2023年11月13日以降に作成した個人アカウントでは、製品版として公開する前に、12人以上のテスターが14日間連続でオプトインした状態でクローズドテストを行う必要があります。
Google Play Consoleの使用を開始する(Google Play Consoleヘルプ)/新しい個人デベロッパー アカウントのテスト要件(同)
Web版とドメイン・メール:15.62ドル
アプリはWeb版も並行して公開しています。公開先のVercelは無料のHobbyプランで、支払いは0円です。Hobbyプランは個人・非商用の利用に限られていて、今回のアプリは無料・広告なし・課金なしなので、この範囲で使えています。
ただし、Hobbyプランには1日あたりのデプロイ回数の上限(100回)があります。筆者は作業記録ファイルを更新しただけでもデプロイが走る設定にしていて、この上限を使い切り、変更の反映が24時間止まったことがあります。この失敗はClaude Codeに任せて失敗した設計の記事で紹介しています。
Vercel Hobby Plan(Vercel公式・英語)
独自ドメインは15.62ドルで取得しました。問い合わせ用のメールアドレスは、以前から契約していたiCloud+のカスタムメールドメインを使ったので、追加の費用はかかっていません。開発に使ったMacも手持ちのものです。
さいごに
Claude Codeでスマホアプリを個人開発したときに、実際にかかった費用と、Max 20xプランで毎週上限に達した体験、使用量を抑えるためにしていた運用をお伝えしました。
要点を1つにまとめると、費用の中心はClaudeのプランで、上限は「超えないもの」ではなく「達する前提で付き合うもの」です。
これからClaude Codeで個人開発を始める方は、まず自分の使い方で上限にどのくらい近づくかを使用量画面で確かめてから、プランを決めてみてください。App Storeで公開するつもりなら、Apple Developer Programの登録費が毎年かかることも、最初の予算に入れておくと安心だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼Claude Codeに任せて失敗した設計と事故はこちら▼

※本記事の情報は2026年9月時点のものです。料金・使用量の上限・登録条件は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。


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