今回はオラクル認定資格の「Java Gold SE 11」の勉強方法をお伝えさせていただきます。
Bronze、Silverと勉強方法をお伝えしてきましたが、Goldは難易度がさらに難しくなります。
資格対策の参考書、問題集を使用して、しっかり勉強出来れば合格出来ない資格ではありません。
私は独学で、Bronze⇒Silver⇒Goldと順番に合格することが出来ました。
今後、チャレンジする方に向けて、「Java Gold SE 11」の勉強方法を整理して、お伝えしたいと思います。
▼Java Goldの認定証
>> Java Bronzeの勉強方法はこちら
>> Java Silverの勉強方法はこちら
勉強時間の目安と費用
はじめにまとめておくと、以下が勉強期間、勉強時間、参考書、費用の目安となります。
勉強期間:2か月
勉強時間:150時間
勉強方法:参考書・問題集2冊 × 3周
「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Gold SE11(試験番号1Z0-816)」
「徹底攻略Java SE 11 Gold問題集[1Z0-816]対応 徹底攻略シリーズ」
費用 :46,860円(試験代:37,730円+参考書・問題集2冊:9,130円 )
多くの勉強時間と安くない費用が掛かるため、気を抜かず勉強をして、一発で合格を目指しましょう。
その分、取得できれば、大変価値のある資格となります。
試験概要
オラクル認定資格のJavaは3段階のレベルが存在し、Bronze(ブロンズ)、Silver(シルバー)、Gold(ゴールド)とありますが、Goldは上級レベルとなり、Java資格では最高難易度となります。
今回受験する試験の基本的な情報は以下となります。
・試験名 :Java SE 11 Programmer II
・試験番号:1Z0-816-JPN
・試験日 :年中選択可能
・受験料 :37,730円(税込み)
・受験方式:テストセンター or オンライン(監督付き)
・試験時間:180分
・問題数 :80問
・問題形式:選択問題
・合格基準:正答率63%以上
Javaのバージョン
「Java Silver」も同じですが、「Java Gold」は現在はSE8、SE11の2バージョンで試験が実施されています。
どちらを受験すべかを迷うのであれば、最新のSE11を受験することをおすすめします。
・SE11にはSE8の内容も含むため、価値が高い
・最新のSE11の方が資格有効期間が長い
※資格認定の前提条件として、「Java Silver」の認定が必要です。
SE7、SE8、SE11のいづれかを取得していれば、問題はありません。
出題範囲
試験の出題範囲は以下となります。
- Javaの基礎
- 例外処理とアサーション
- Javaのインタフェース
- 汎用とコレクション
- 関数型インタフェースとラムダ式
- JavaストリームAPI
- 組込み関数型インタフェース
- ストリームに対するラムダ演算
- モジュール型アプリケーションに移行する
- モジュール型アプリケーションにおけるサービス
- 並列処理
- 並列ストリーム
- I/O(基本およびNIO2)
- Java SEアプリケーションにおけるセキュア・コーディング
- JDBCによるデータベース・アプリケーション
- ローカライズ
- アノテーション
試験日
試験日は基本的にはいつでも受験可能ですが、予約可能な時間帯は決まっているため、すでに予約が埋まっている場合は希望時間帯の予約が取れない可能性があるため注意が必要です。
勉強の計画を立てた段階で試験日は決めておき、受験の目途が立てば早めに申し込みをして、試験の予約をしておきましょう。
試験の申し込み方法は以下の記事が参考になります。
▼試験の申込方法の詳しい手順はこちら▼
試験形式
試験時間は180分で問題数が80問となっているため、1問あたり2分~3分程度で解く必要があります。
時間は精一杯使うことになると思います。
本番試験では初見の問題も多く、考え込むと時間のロスが大きくなります。
私も全問解いたころには、残り20分となっていたため、見直しも含めると時間はギリギリになりました。
選択式のため、分からない問題は消去法で解答を絞っていき、まずは正解の可能性のある選択肢を選んでおきましょう。
見直しの時に残っている時間と相談して考えることを意識しておかないと、時間切れになる可能性もあります。
1問1問の難易度が高い分、時間配分は気を付けておきましょう。
合格基準
合格基準が正答率63%以上となっているため、80問中50問正解できれば合格となります。
Goldになるとここの基準がかなり難しく感じます。
私は71%の正答率で合格出来ましたが、正直落ちる可能性も感じるぐらいでした。
後ほど紹介する勉強方法をしっかりやり込まないと、合格は難しいです。
勉強方法
勉強方法では「Java Bronze」、「Java Silver」同様に紫本+黒本の王道のペアと言える参考書、問題集を使用します。
他の勉強教材やJavaのプログラミングの実践はしていなかったため、必要なのは次の2冊だけとなります。
使用する参考書
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Gold SE11(試験番号1Z0-816)
「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Gold SE11(試験番号1Z0-816)」は通称「紫本」と言われる書籍です。
まさしく、教科書として試験範囲の各分野の解説と練習問題が付いており、最初の知識のインプットとして活用します。
試験に出題される部分は抑えられていて、学習はしやすいが、問題演習の不足が懸念されます。
その部分は黒本で補う必要がります。
勉強方法としては一通り、前から読み進めていき、1周終われば、PDF版で提供される模擬試験も含めて解いてみましょう。
間違えている問題を重点的に復習し、理解を深めていくこととなりますが、1周に時間をかけるより、何周もする方が効率的なため、1周目にあまり時間をかけないことを意識しましょう。
紫本は知識のインプットメインで活用しよう!
徹底攻略Java SE 11 Gold問題集[1Z0-816]対応 徹底攻略シリーズ
続いて、「徹底攻略Java SE 11 Gold問題集[1Z0-816]対応 徹底攻略シリーズ」は通称「黒本」と言われる書籍です。
黒本では、多くの問題演習が出来るため、問題を解きながら、理解を深めていくことが出来ます。
本番試験同様レベルの問題が出題されるため、初見ではかなり難しいです。
正直、ほとんど解けないこともあると思います。
紫本同様に、1周目の結果は気にせず、何周もして理解を深めることを意識しましょう。
黒本の問題すべてを解いて、9割5分以上正解出来るレベルまでやり込みましょう。
私は4周以上は全ての問題を解くことをしました。
(間違えた問題はもっと解いています。)
黒本は内容を全て理解出来るレベルまでやり込もう!
具体的な勉強方法
紫本と黒本を使用することをお伝えしましたが、私がしていた具体的な勉強方法をお伝えします。
必ずしてほしいのが、「勉強スケジュールを立てる」ことです。
当たり前のようなことですが、勉強スケジュールがなく、試験勉強に失敗するが多いです。
必ず試験勉強に取り組む前にいつ、何をやるかの勉強スケジュールを書いて毎日確認出来るようにしましょう。
勉強スケジュールを立てることは必ずやりましょう!
まずは、1日当たりの勉強時間を計画します。
「Java Gold」合格に向けた勉強時間の目安が約150時間で勉強期間を2か月(8週間)として計画すると、1週間で約20時間程度を勉強する時間として確保します。
平日は2時間、土日は5時間を勉強に充てる計画とします。
(※勉強時間の計画は人それぞれですので、自分にあった計画を作成しましょう。)
次に勉強する内容を細かく分解して並べていき、勉強タスクとして何をやるかを明確にします。
今回使用する参考書は章ごとに分かれているので、1章ずつに分解し、さらに3周は取り組む必要があるため、3周分を勉強タスクとします。
(例:紫本1章1周目、紫本1章2周目、紫本1章3周目、紫本2章1周目・・・)
1日当たりの勉強時間とすべての勉強タスクをExcel等の表に記載し、勉強スケジュールを立てます。
後は勉強スケジュールに沿って、勉強を進めるだけです。
もし、参考書を3周した時点で演習問題の正答率が9割に満たない場合や理解が出来ていない分野がある場合は、その部分は再度、学習する計画を追加しましょう。
計画を立てて、勉強を始めることにより、自分自身の勉強状況の管理を行うことが出来、するべき勉強に集中し継続して取り組むことが出来ます。
試験に合格出来ない、勉強が続かない人はこの計画を立てることが出来ていないことが多いです。
試験に合格するためには「勉強スケジュールを立てる」ことが必要です。
勉強に集中できない時は有料自習室
勉強場所についてですが、私は有料自習室を利用していました。
勉強期間を2ヶ月に設定していたため、短期間であったことと、試験の難易度が高く、集中できる環境でないと勉強が進まなかったため、有料自習室を利用しました。
自宅、会社、カフェ、ファミレス等の勉強に集中できる環境がある方は問題ないですが、いまいち勉強に集中できない方は一度、検討してみてはいかがでしょうか。
月額費用は掛かりますが、その分資格取得ができたため、私は自己投資としては良かったと思っています。
もし、気になる方は検索サイトがありますので、一度見てみてください。
さらに合格に確実に近づくために
ここまで勉強方法をお伝えしましたが、私は本番試験では71%の正答率であり、結構ギリギリであったと思っています。
もし、不安が残るようであれば、次の問題集も解いてみましょう。
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Gold SE11 スピードマスター問題集(試験番号1Z0-816)
「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Gold SE11 スピードマスター問題集(試験番号1Z0-816)」は「Java Gold」試験に対応している問題集であり、本番試験に同じ問題が出題されるとも言われています。
黒本と似たような形式ですが、多くの演習問題と2回分の模擬試験に取り組めるため、やることで確実に合格に近づくことが出来ます。
3冊目の参考書、問題集となるため、勉強にかけられる予算があるのでしたら、是非やっておいてもらいたい問題集になります。
受験料が高額のため、不安な人は保険でやっておいた方が良いと思います!
▼そのほかおすすめの参考書・問題集はこちらで紹介しています▼
さいごに
今回はオラクル認定資格「Java Gold SE 11」の勉強方法を解説させていただきました。
かなり難易度も高いですが、取得できれば、周りからの評価も高い資格です。
正直、Silverまでの資格を持っている人は結構見かけますが、Goldはあまり見たことがありません。
お伝えした勉強方法を参考にしていただき、Javaの最高難易度であるGold資格を取得してもらえればと思います。
受験料の割引チケットのチケットの利用方法やキャンペーン情報を以下の記事で紹介していますので、あわせてチェックしてもらえればと思います。
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