令和8年度から応用情報技術者試験がCBT方式に移行します。申し込みの流れや試験日程が今までと変わるため、筆者自身も情報処理技術者試験を複数回受験してきた経験をもとに、初めてCBT試験を受ける方向けに申し込み方法をIPA公式情報に沿って解説します。
先に結論だけお伝えすると、令和8年度前期試験の申込受付期間は2026年10月6日(火)〜11月7日(土)、後期試験は2027年1月27日(水)〜2月16日(火)です。申込の時点で科目A・科目Bの受験日をまとめて予約する必要があるため、受付開始前に日程の見通しだけは立てておきましょう。
紙の試験からパソコンでの受験に変わり、申込期間や試験実施期間の考え方も変わりました。会場選びや、申込後の予約変更・キャンセルの取り扱いなど、申し込みにあたって不安に感じやすいポイントもあわせて解説します。応用情報技術者試験の受験を予定している方は、早めに流れを掴んでおきましょう。
※本記事の情報は2026年8月時点のものです。最新情報はIPA公式サイト(応用情報技術者試験)でご確認ください。
この記事でわかること!
- 応用情報技術者試験がCBT方式に変わった理由・変更点
- 令和8年度の申込受付期間・試験実施期間(前期・後期)
- 合格発表・成績照会の時期
- 申し込みの流れ(IPA公式サイト〜会場予約・変更の可否)
- 会場選び・予約変更・キャンセルなど、申し込み時によくある不安への回答
応用情報技術者試験がCBT方式に変わった(令和8年度〜)
これまで紙で実施されていた応用情報技術者試験は、令和8年度からのCBT(Computer Based Testing)方式への移行が決定しています。CBT方式での実施は、前期試験にあたる2026年10月28日開始分からです。
CBT方式とは、会場に設置されたパソコンの画面に表示される問題を読み、キーボードとマウスで解答する試験方式です。全国の会場から自分の都合の良い日時・場所を選んで受験できるのが特徴です。
紙試験からの主な変更点は以下のとおりです。
| 項目 | これまで(紙試験) | CBT方式(令和8年度〜) |
|---|---|---|
| 実施時期 | 春期・秋期(年2回、指定日のみ) | 前期・後期(年2回、期間中の好きな日を選択) |
| 試験会場 | 指定された試験会場 | 全国のCBT会場から選択 |
| 解答方法 | マークシート・記述 | パソコン画面上で選択・入力 |
| 科目A・科目B | 午前・午後を同日に受験 | 別日程で実施(同日受験は不可) |
特に大きいのは、科目A試験と科目B試験の実施期間そのものが分かれた点です。前期試験では科目A試験の実施期間(10月28日〜11月10日)が終わった約2週間後に、科目B試験の実施期間(11月24日〜12月6日)が始まる形になっており、2つの期間はまったく重なっていません。そのため同じ日にまとめて受験することはできず、必ず別日程での受験になります。
あわせて押さえておきたいのが、現行の試験制度は令和8年度の実施をもって終了し、令和9年度からは新試験制度に移行する予定という点です。現行の出題範囲・シラバスで対策を進めてきた方が現行制度で受けられるのは、令和8年度の前期・後期の2回のみになります。前期を見送って後期に回すかどうかも、この点を踏まえて判断しましょう(出典:IPA公式サイト)。
申込受付はいつから?令和8年度の申込受付期間と試験日程
IPA公式サイトで公表されている令和8年度の日程は以下のとおりです。前期試験の申込受付は2026年10月6日(火)から11月7日(土)まで、後期試験は2027年1月27日(水)から2月16日(火)までです。
| 申込受付期間 | 科目A試験 | 科目B試験 | |
|---|---|---|---|
| 前期試験 | 2026年10月6日(火)〜11月7日(土) | 2026年10月28日(水)〜11月10日(火) | 2026年11月24日(火)〜12月6日(日) |
| 後期試験 | 2027年1月27日(水)〜2月16日(火) | 2027年2月6日(土)〜2月19日(金) | 2027年3月3日(水)〜3月15日(月) |
出典:IPA公式サイト「令和8年度 応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援士試験の申込受付期間及び試験実施期間について」
科目A試験・科目B試験はそれぞれ独立した実施期間が設定されており、この期間内であれば自分の都合の良い日を選んで受験できますが、2つの期間は重なっていないため同日受験はできません。また、申込受付期間は科目B試験の実施期間が始まる前に終了します(前期試験の場合、申込受付は11月7日締切、科目B試験の実施期間は11月24日開始)。申込の時点で科目A・科目Bの両方の受験日をまとめて予約する必要があるため、詳しくは次章の「③試験日時・会場の予約」を確認しておきましょう。
なお、高度試験(ITストラテジスト試験、システムアーキテクト試験など)と情報処理安全確保支援士試験は、応用情報技術者試験より申込受付の締切が早いため注意してください。前期の場合、応用情報技術者試験は11月7日締切ですが、高度試験・支援士試験は10月24日締切です。
合格発表・成績照会の時期
合格発表は、前期試験・後期試験それぞれの試験実施期間が終了したあとにまとめて行われます。前期試験の合格発表は2027年2月頃、後期試験は2027年6月頃の予定です。
得点の確認できるタイミングは科目によって異なります。科目A試験の得点は試験終了後に試験端末に表示され、マイページでも確認できます。一方で科目B試験の得点・評価ランクは試験端末には表示されません。マイページでの成績照会が始まるのは前期で2027年1月頃、後期で2027年5月頃の予定です。
科目Bを受け終わっても手応え以上のことは分からない、という前提で臨むことになります。受験直後に自己採点で一喜一憂できないぶん、次の資格の学習に切り替えるか、結果を待つかは早めに決めておくと時間を無駄にせずに済みます。
申し込みの流れ
応用情報技術者試験専用の申込ページは、申込受付開始が近づいたタイミングでIPA公式サイトに掲載される予定です(2026年8月時点では未掲載)。同じCBT方式で先行している基本情報技術者試験・情報処理安全確保支援士試験と共通の仕組み(CBT-Solutions)が使われる見込みのため、大まかな流れは以下のようになります。
| 手順 | やること |
|---|---|
| ① | IPA公式サイトの受験申込みページから手続き開始 |
| ② | CBT-Solutionsでアカウント登録 |
| ③ | 科目A・科目Bの日時と会場をまとめて予約 |
| ④ | 受験料の支払い |
| ⑤ | (必要な場合)予約の変更・領収書発行 |
①IPA公式サイトの受験申込みページを確認する
IPA公式サイトの受験申込みページ「応用情報技術者試験、高度試験、情報処理安全確保支援士試験(CBT方式)」をブックマークしておきましょう。2026年8月時点では「申込ページへのリンクは後日掲載します」と案内されており、申込受付開始に合わせてこのページに申込ページへのリンクが掲載される予定です。あわせて試験区分の概要ページで出題範囲などの最新情報も確認しておくと安心です。
②CBT-Solutionsでアカウント登録
試験の運営を行う株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズのサイトへ移動し、氏名・連絡先などを入力してアカウントを作成します。初めて受験する場合は、この登録を早めに済ませておくとスムーズです。
③試験日時・会場の予約
マイページの申込メニューから受験する試験の選択・簡単なアンケートへの回答を行ったうえで、実施期間中の空席がある日時・会場を選びます。あわせて結果通知などの送付先住所も入力します。科目A試験・科目B試験の2つの日時は、まとめて予約する予定とされています。前期試験の場合、申込受付は科目B試験の実施期間が始まる前の2026年11月7日に締め切られるため、申込の時点で科目Bの日時まで決めておく必要があり、現時点の公表内容ではあとから科目Bだけを申し込むことはできない見込みです(出典:IPA公式サイト)。人気の会場・日時は埋まりやすいため、申込開始後はできるだけ早い予約がおすすめです。
会場選びで気をつけたいこと
「とりあえず自宅から近い会場」で決めてしまいがちですが、会場によって座席数や設備は異なります。CBT-Solutionsのテストセンター一覧ページでは、地域・都道府県から全国の会場を検索できるので、申込前に候補を複数チェックしておくと安心です。人気の会場は申込開始からしばらくすると希望日が埋まっていくため、候補を1つに絞らず、通える範囲で2〜3会場をあらかじめ調べておくと予約の選択肢が広がります。
④受験料の支払い
受験料の支払い方法について、応用情報技術者試験の確定情報は2026年8月時点で公表されていません。先行してCBT方式で実施されている試験(基本情報技術者試験など)では、クレジットカード/コンビニ・銀行ATM(Pay-easy)/事前購入したバウチャー(受験チケット。企業や学校が配布する電子的な金券で、利用期限があります)の3種類が用意されています。コンビニ・銀行ATM払いは別途手数料がかかるほか支払期限を過ぎると申し込みが無効になるのが一般的な運用のため、応用情報技術者試験の正式な条件は申込ページ公開時に必ずIPA公式サイトで確認してください。
⑤予約後の変更・領収書について
申し込み後に日時・会場を変更したい場合は、マイページから手続きします。電話での変更は受け付けていないため注意してください。変更の期限は、先行してCBT方式で実施されている基本情報技術者試験では試験日の3日前までです(出典:CBT-Solutions公式サイト)。応用情報技術者試験の正式な期限は申込ページ公開時に確定するため、必ず最新の案内を確認してください。
なお、先行試験である基本情報技術者試験では受験申込後のキャンセル・返金はできない運用になっています(出典:同上)。応用情報技術者試験でのキャンセルの取り扱いは2026年8月時点で公表されていないため、申し込み前に必ずIPA公式サイト・CBT-Solutions公式サイトで確認してください。また、領収書はマイページから発行でき、試験日の2日前からダウンロードできます(発行可能期間の詳細は公式案内でご確認ください)。
操作の大まかな流れは以下のとおりです。応用情報技術者試験でのメニュー名は申込ページ公開後に確認してください。
- 変更したいとき:マイページの申込メニューから予約履歴を開き、「予約変更」で希望の会場・日程を選び直して確定します。
- キャンセルについて:先行試験である基本情報技術者試験では、受験申込後のキャンセル・返金はできない運用になっています。応用情報技術者試験での取り扱いは2026年8月時点で公表されていないため、申し込み前に公式サイトで必ず確認してください。
- 領収書がほしいとき:試験日の2日前からマイページで発行できます。
詳しい条件はCBT-Solutions公式サイトの変更・キャンセル案内ページであわせてご確認ください。
申し込み時の注意点
- 科目A・科目Bは必ず別日程での受験になります(実施期間そのものが重なっていないため、同日受験はできません)。申込の時点で両方の日時をまとめて予約する必要があります。
- 会場・日時は先着順で埋まっていくため、申込開始後はできるだけ早く予約するのがおすすめです。候補の会場は1つに絞らず、複数チェックしておきましょう。
- 本人確認書類が必要です。応用情報技術者試験で有効な書類の種類は2026年8月時点で公表されていないため、申込完了メールや受験案内が届いたタイミングでCBT-Solutions公式サイトの案内を確認しておきましょう。
- 変更はマイページから行います。電話では対応してもらえないため注意しましょう。期限は先行試験では試験日の3日前までが目安ですが、応用情報技術者試験の正式な期限は申込ページ公開時に確認してください。なお、先行試験では受験申込後のキャンセル・返金はできない運用になっており、応用情報技術者試験での取り扱いは申込ページ公開時に確認が必要です。
- 受験料・具体的な申込画面の操作方法は変更される可能性があるため、申込直前に必ずIPA公式サイトで最新情報を確認してください。
▼応用情報技術者試験の勉強方法はこちら▼

よくある質問
Q. 応用情報技術者試験の申し込みはいつからできますか?
A. 令和8年度前期試験の申込受付期間は2026年10月6日(火)〜11月7日(土)、後期試験は2027年1月27日(水)〜2月16日(火)です。申込受付期間は科目B試験の実施期間が始まる前に終了するため、締切日は必ず控えておきましょう。
Q. 科目A試験と科目B試験は同じ日に受けられますか?
A. いいえ、受けられません。科目A試験と科目B試験は実施期間そのものが分かれており重なっていないため、必ず別日程での受験になります。申込の時点で両方の日時をまとめて予約する必要があります。
Q. 前期試験と後期試験、どちらを受ければいいですか?
A. 出題内容による有利・不利はないとされています。ご自身の学習の進み具合に合わせて、無理のない方を選びましょう。
Q. 試験会場はどうやって選べばいいですか?
A. CBT-Solutionsのテストセンター一覧ページから、地域・都道府県ごとに会場を検索できます。予約時に希望の会場を選びますが、人気の会場から埋まっていくため、自宅や職場から通える範囲で候補を複数持っておくとスムーズです。
Q. 申し込んだあとに日程や会場を変更できますか?
A. マイページの申込メニューから予約履歴を開き、「予約変更」から希望の会場・日程に変更できます。電話での変更は受け付けていません。変更期限は先行試験では試験日の3日前までが目安ですが、応用情報技術者試験の正式な期限は申込ページ公開時に確認してください。予定が変わった場合は早めに手続きしましょう。
Q. キャンセルした場合、料金は戻ってきますか?
A. 先行してCBT方式で実施されている基本情報技術者試験では、受験申込後のキャンセル・返金はできない運用になっています(出典:CBT-Solutions公式サイト)。応用情報技術者試験での取り扱いは2026年8月時点で公表されていないため、申し込み前に必ず公式サイトで確認してください。
Q. 申込ページはいつ公開されますか?
A. 前期試験の場合、申込受付期間(2026年10月6日〜)の開始に合わせてIPA公式サイトに掲載される見込みです。開始が近づいたら公式サイトをこまめに確認しましょう。
Q. 合格発表はいつ、どこで確認できますか?
A. 前期試験・後期試験それぞれの試験実施期間が終了したあと、まとめて発表されます。前期試験の合格発表は2027年2月頃、後期試験は2027年6月頃の予定です。なお科目B試験の得点・評価ランクは試験端末には表示されず、マイページでの成績照会は前期で2027年1月頃、後期で2027年5月頃に始まる予定です(出典:IPA公式サイト)。
さいごに
応用情報技術者試験のCBT方式での申し込み方法について解説しました。
紙試験からの変更点は多いですが、申込の流れ自体はシンプルです。会場選びや変更・キャンセルの取り扱いも事前に把握しておけば、当日まで焦らず準備できます。日程に余裕を持って、早めの申し込みを心がけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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