ITパスポート試験のCBT申し込み方法|手順・注意点を解説

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ITパスポート試験のCBT申し込み方法

ITパスポート試験はCBT方式で年間を通じて実施されており、決まった申込期間はなく、都合の良いタイミングで申し込みができます。初めて受験する方向けに、申し込みの流れを解説します。

紙の試験とは異なり、パソコンでの受験・全国のテストセンターから選べる予約制という点は、基本情報技術者試験など他のIT資格のCBT試験と共通しています。ただし、申込サイトと利用者IDは基本情報技術者試験などとは別システムのため、その点は事前に押さえておきましょう。

※本記事の情報は2026年8月時点のものです。最新情報はIPA公式サイト(ITパスポート試験)でご確認ください。

  • ITパスポート試験がCBT方式・通年実施である理由
  • 自宅から受験できるのかどうか
  • 申し込みの流れ(公式サイト〜確認票のダウンロードまで)
  • 受験料の支払い方法と、コンビニ払いの支払期限
  • 予約後の日程変更・キャンセル・領収書の手続き
  • 申し込み時に注意しておきたいポイント
目次

ITパスポート試験はCBT方式で年間を通じて実施

ITパスポート試験はCBT(Computer Based Testing)方式で実施されており、春期・秋期のような区分がなく、年間を通じて随時受験できる仕組みになっています。

CBT方式とは、全国のテストセンターに設置されたパソコンの画面に表示される問題を読み、キーボードとマウスで解答する試験方式です。受験者自身が空いている日時・会場を選んで予約するため、決まった「申込期間」という考え方がありません。

項目内容
試験方式CBT方式(パソコンで解答)
実施時期年間を通じて随時(申込期間の縛りなし)
申込システムITパスポート試験専用の受験者ポータルサイト(基本情報技術者試験等とは別システム)
予約可能タイミング支払い方法によって異なる(詳細は後述)、いずれも3か月先まで
試験会場全国のテストセンターから選択(自宅受験は不可)

ただし、システムメンテナンスや年末年始などの理由で一時的に申込・受験が休止される期間が設けられることがあります。休止予定はIPA公式サイトで随時案内されるため、受験を検討している方は事前に確認しておきましょう。

ITパスポート試験は自宅・オンラインで受験できる?

先に結論をお伝えすると、ITパスポート試験を自宅のパソコンから受験することはできません。CBT方式ではありますが、受験するのは全国に用意された試験会場です。

IPA公式の「試験開催状況一覧」は47都道府県から地域を選ぶ形になっており、会場ごとの試験日・試験開始時間・座席数・空席数を確認したうえで予約します。表示されるのは申込日から3か月後までの開催状況です。

試験当日は会場に出向き、確認票と顔写真付きの本人確認書類を提示してから、会場のパソコンで解答します。メモ用紙とシャープペンシルも会場で用意されるもので、持参した筆記用具は試験室に持ち込めません。机の上に置けるのは確認票・受験者注意説明書・会場備品のほかは、ハンカチ、ポケットティッシュ、目薬、水だけです。

「オンライン受験」「ネット受験」という言葉から自宅受験を想像しがちですが、ITパスポート試験でオンライン化されているのは申し込みと解答の方法であって、受験する場所ではありません。通える範囲に会場があるかどうかは、申し込み前に確認しておきましょう。

なお、自宅のパソコンで試験画面の操作だけを事前に試すことはできます。IPAが公開している「CBT疑似体験ソフトウェア」をダウンロードすれば、本番と同じ受験画面で公開問題100問を解き、正誤と正答数まで確認できます。当日の操作に不安がある方は、一度触っておくと落ち着いて臨めると思います。

会場の空席状況・疑似体験ソフトウェアはいずれもITパスポート試験公式サイトから確認できます。

申し込みの流れ

ITパスポート試験の申し込みは、ITパスポート試験専用の受験者ポータルサイトで行います。基本情報技術者試験・応用情報技術者試験などはCBT-Solutions(シー・ビー・ティ・ソリューションズ)のサイトを使いますが、ITパスポート試験は別のシステムのため、他の情報処理技術者試験で使っている利用者IDはそのまま使えません

①ITパスポート試験の公式サイトから申込ページへ

IPA公式サイトのITパスポート試験ページから、受験者ポータルサイトの申込ページへ進みます。

②利用者IDの登録

初めて受験する場合は、利用者規約に同意したうえで利用者IDを登録します。前述のとおり、基本情報技術者試験などで使用しているIDとは共通利用できないため、ITパスポート試験専用のIDを新たに作成する必要があります。

③試験日時・会場の予約

ログイン後、地域・会場・試験日・開始時間を選び、簡単なアンケートに回答したうえで申込内容を確定します。予約できる最短の試験日は、選ぶ支払い方法と申し込んだ時間帯によって異なります

支払い方法申し込んだ時間予約できる試験日
クレジットカード・バウチャー0:00〜11:59申込日の翌日〜3か月後まで
クレジットカード・バウチャー12:00〜23:59申込日の翌々日〜3か月後まで
コンビニ終日申込日の5日後〜3か月後まで

午前中に申し込むか午後に申し込むかで、予約できる最短日が1日変わります。直前に受けたい場合は、午前中にクレジットカード払いで申し込むのが最短です。また、複数の試験を同時に申し込むことはできず、新たに申し込む場合は申込済みの試験日の翌日以降になります。

④受験料の支払い

予約と同じ流れで、クレジットカード・コンビニ・バウチャーのいずれかで受験料を支払います。支払い方法ごとの違いと、コンビニ払いの支払期限は次章にまとめました。

⑤確認票のダウンロード

支払いまで済んだら、利用者メニューの受験関連メニューから確認票をダウンロードします。確認票には受験番号・利用者ID・確認コードが記載されており、確認コードは確認票にしか載っていません。会場やコールセンターで教えてもらうことはできないため、印刷するか、印刷できない場合は3点をメモして必ず当日持参しましょう。

受験料の支払い方法とコンビニ払いの支払期限

ITパスポート試験の受験料は、消費税込みで設定されています。金額は変更される可能性があるため、申し込み前に必ずIPA公式サイトの最新情報で確認しましょう。支払い方法は次の3種類です。

支払い方法使えるもの押さえておきたい点
クレジットカードVISA・MASTER・AMEX・DINERS・JCB最短で申込日の翌日の試験を予約できる。領収書は申込完了日からダウンロードできる
コンビニセブン-イレブン、ローソン・ミニストップ、セイコーマート(北海道・関東地区のみ)、ファミリーマート別途払込手数料がかかる。予約できるのは申込日の5日後から。領収書は申込完了から1週間程度で発行される
バウチャー事前に購入した受験チケット最短で申込日の翌日の試験を予約できる。領収書は受験申込側では発行されず、バウチャー購入者に発行される

見落としやすいのが、申し込み後に支払方法を変更できない点です。コンビニ払いを選んだあとで「やっぱりカードにしたい」と思っても変更できませんし、支払うコンビニの変更もできません。申込画面で確定する前に、どこで支払うかまで決めておきましょう。

コンビニ払いを選んだ場合の支払期限は、次のとおりです。

  • 通常は、申込日を含めて3日目の23:59まで
  • 受験申込締切日(受験日の5日前)当日に申し込んだ場合は、当日の23:59まで
  • その前日(受験日の6日前)に申し込んだ場合は、翌日の23:59まで

支払期限日を過ぎると、理由を問わず申し込みは無効になります。コンビニの端末が故障していた場合でも期限は延長されないため、その場合は申し込みからやり直しです。しかも支払期限日の翌日の0:00〜9:00頃までは再申込ができない時間帯があるため、やり直すなら9:00以降に手続きしましょう。

なお、コンビニのレジで受け取ったレシート・払込受領書は、領収書をダウンロードするまで保管しておいてください。

予約後の変更・キャンセル・領収書の手続き

申し込んだあとで都合が悪くなった場合の扱いは、申し込む前に知っておきたいところです。ITパスポート試験は日程・会場の変更はできるが、キャンセルはできないという設計になっています。

日程・会場の変更は試験日の3日前まで

試験会場・受験日・試験開始時間の変更は、利用者メニューから手続きします。期限は試験日の3日前までで、試験日2日前から当日までは理由を問わず一切変更できません。試験日が4月18日なら4月15日までが変更可能で、4月16日〜18日は受け付けられない、という数え方になります。

意外と知られていないのが、変更の回数に制限がないことです。変更期限内であれば何度でも日程を変え直せます。ただし初回申込日から1年を超える試験日は選べません。「とりあえず押さえて、後でずらす」という使い方はできますが、1年という上限があることは覚えておきましょう。

逆に、申込日の2日後までに実施される試験を申し込んだ場合は、申し込んだ時点から変更できません。直前予約は変更の余地がなくなる点に注意してください。

キャンセル・返金はできない

申し込み後のキャンセル(受験手数料の返還)はできません。基本情報技術者試験など他の試験区分へ充当することもできず、変更が間に合わずに受験しなかった場合でも受験手数料は返ってきません。

つまり、日程に不安があるなら「変更できる期間のうちに動く」しかありません。試験日の3日前という期限を、申し込んだ時点でカレンダーに入れておくことをおすすめします。

領収書は利用者メニューからダウンロードする

領収書は郵送されず、利用者メニューの「領収書ダウンロード」から自分で取得します。ダウンロードできるようになる時期は支払い方法によって異なります。

  • クレジットカード決済:申込完了日からダウンロードできる
  • コンビニ決済:申込完了から1週間程度でダウンロードできるようになる
  • バウチャー決済:受験申込側では発行されず、バウチャー購入者に発行される
  • いずれも、発行されてから1年間ダウンロードできる

会社に経費精算で提出する方が気をつけたいのが宛名です。領収書の宛名は受験申込時に登録した氏名になります。宛名に企業名などを追加したい場合は、公式サイトの「法人名を追加した領収書の発行について」をダウンロードして申請する必要があり、発行されるものは再発行扱いになります。

また、2回目以降のダウンロードはすべて再発行扱いで、領収書に「再発行」と表記され、発行日付は初回にダウンロードした日付のままになります。ファイルを失くさないよう、最初にダウンロードしたものをきちんと保存しておきましょう。

申し込み時の注意点

  • 基本情報技術者試験などのIDはそのまま使えません。ITパスポート試験専用の利用者IDを新規登録しましょう。
  • 自宅では受験できません。全国の試験会場から選んで予約し、当日は会場に出向いて受験します。
  • 予約できる最短の試験日は支払い方法と申込時間によって異なります(クレジットカード・バウチャーは11:59までの申込なら翌日、12:00以降なら翌々日、コンビニ払いは5日後から)。
  • 申し込み後に支払方法・支払うコンビニは変更できません。申込画面で確定する前に決めておきましょう。
  • 試験日2日前から当日までは、理由を問わず一切変更できません。変更するなら試験日3日前までに手続きしましょう。
  • 申し込み後のキャンセル・返金はできません。日程に余裕を持って申し込みましょう。
  • 複数の試験を同時に申し込むことはできません。新たな申し込みは、申込済みの試験日の翌日以降になります。
  • 本人確認書類が必要です。確認票(受験番号・利用者ID・確認コード)と、有効期限内の顔写真付き本人確認書類(原本)を当日忘れずに持参しましょう。
  • 申込・受験が一時的に休止される期間があるため、受験を予定している場合は早めにIPA公式サイトで最新のスケジュールを確認してください。

なお2026年8月時点では、システムリプレースにともなう受験期限の案内が出ています。2025年12月27日以降に受験申込みをした方は2026年12月27日までに受験する必要があり、変更後の試験日も2026年12月28日以降は選べません。空席がなくて受験できなかった場合も受験手数料は返還されないため、該当する方は早めに日程を確保しておきましょう。

よくある質問

Q. ITパスポート試験は自宅から受験できますか?

A. できません。CBT方式ですが、受験するのは全国の試験会場です。申し込み時に都道府県・会場・日時を選び、当日は会場のパソコンで解答します。自宅でできるのは、IPA公式の「CBT疑似体験ソフトウェア」で試験画面の操作を事前に試すところまでです。

Q. ITパスポート試験はいつでも申し込めますか?

A. 基本的には年間を通じて随時申し込めますが、システムメンテナンスなどにより一時的に申込・受験が休止される期間があります。受験を予定している場合はIPA公式サイトで最新のスケジュールを確認しましょう。

Q. 申し込んですぐに受験できますか?

A. 選ぶ支払い方法と申し込んだ時間によって異なります。クレジットカード・バウチャー払いなら11:59までの申込で翌日から、12:00以降の申込で翌々日から、コンビニ払いなら5日後から予約できます。直前に受けたい場合は支払い方法にも気を配りましょう。

Q. 基本情報技術者試験で使っているIDでITパスポート試験にも申し込めますか?

A. 使えません。ITパスポート試験は基本情報技術者試験などとは別の申込システムのため、専用の利用者IDを新規登録する必要があります。

Q. 申し込み後にキャンセルできますか?

A. キャンセル・返金には対応していません。他の試験区分への充当もできません。日程・会場の変更のみ、試験日3日前まで可能です(試験日2日前〜当日は変更も不可)。

Q. 試験日の変更は何回までできますか?

A. 変更期限内であれば回数に制限はありません。ただし初回申込日から1年を超える試験日は選べません。また、申込日の2日後までに実施される試験を申し込んだ場合は、申し込んだ時点から変更できません。

Q. 領収書はどこからダウンロードできますか?会社名の宛名にできますか?

A. 利用者メニューの「領収書ダウンロード」から取得します。クレジットカード決済なら申込完了日から、コンビニ決済なら申込完了から1週間程度でダウンロードできるようになり、発行されてから1年間有効です。宛名は受験申込時に登録した氏名になるため、企業名を追加したい場合は公式サイトの申請書での手続きが必要です(再発行扱いになります)。

Q. ログインしようとすると「同一セッション中での同時ログインは行えません」と表示されて申し込めません。

A. ログイン後の画面でブラウザの戻るボタンを使った、ログアウトせずに画面を閉じた、別タブ・別ウィンドウですでにログインしている、といった場合に表示されます。ブラウザを一度終了してから再度ログインし、それでも解消しない場合はブラウザの履歴・キャッシュの削除や端末の再起動を試しましょう。操作が終わったら毎回ログアウトしておくと、次回このエラーに悩まされずに済みます。

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さいごに

ITパスポート試験のCBT申し込み方法について、自宅受験の可否・支払い方法・予約後の変更やキャンセル・領収書まで解説しました。

通年でいつでも申し込める分、「思い立ったらすぐ動ける」試験でもあります。一方でキャンセルはできず、変更できるのも試験日の3日前までです。学習の見通しが立ったら早めに申し込みを済ませて試験日を決め、変更期限だけカレンダーに入れておく。この進め方が、いちばん失敗が少ないと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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