Android技術者認定試験の1つである「Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック」の勉強方法について、お伝えしたいと思います。
2010年から実施されているAndroid技術者認定試験ですが、2022年現在でも実施されていますが、イマイチ知名度がないのが現状かと思います。
貴重なAndroid関連の資格であり、少しでも興味を持たれている方に向けて、合格するための勉強方法はもちろん、現在の試験状況や難易度、資格の必要性についても解説させていただきます。
▼合格した時のスコアレポートです。
試験概要
Android技術者認定試験制度には「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」の2つが存在し、「ベーシック」と「プロフェッショナル」の2段階のレベルがあるため、計4つの試験が準備されています。
(※2022年6月現在で、プロフェッショナル試験は公開されていませんので、受験できるのは「ベーシック」レベルの試験のみとなります。)
本記事では、Androidアプリケーション開発の技術を証明することが出来る「Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック」についての解説をします。
今回受験する試験の基本的な情報は以下となります。
・試験名 :Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック
・試験番号:OA0-001J
・試験日 :年中選択可能
・受験料 :16,500円(税込み)
・受験方式:テストセンター(CBT方式)
・試験時間:90分
・問題数 :70問
・問題形式:四肢択一
・合格基準:正答率70%以上
出題内容
Androidアプリケーション開発に関わる以下の分野が試験には出題されます。
- システムアーキテクチャ
- ユーザインターフェース
- リソースファイル
- アプリケーションコンポーネンツ
- ストレージ
- 通信
- 外部機器とセンサ
- マルチメディア
- テスト
- ネイティブ
- アプリケーション管理
- アプリケーション配布
- 開発機能
- デバッグ機能
試験日
試験日は年中選択可能ですが、プロメトリックが用意しているテストセンターで予約可能な時間から選択する必要があります。
試験日を決めれば、早めに予約しておかないと希望日に受験が出来ない可能性があるため、注意が必要です。
試験の予約変更・キャンセルは試験日の3営業日前(試験日が土・日の場合は4営業日前)までに手続きを行えば可能となります。
再受験をする場合は2回目は30日間(3回目は60日間)の期間を空ける必要があります。
試験形式
試験時間は90分で問題数が70問、すべて四肢択一となります。
CBT形式のため、パソコン画面で回答をしていく必要がありますが、良くある試験形式と同じであるため、案内通り進めることで特に困ることはありません。
時間的には1問1分程度ですが、基本的には知っている知識で解答を選ぶことになるので、あまり時間を掛からないと思いますので、比較的余裕はありました。
合格基準
合格基準が正答率70%以上となっているため、70問中49問正解できれば、合格となります。
試験勉強をする際はまずは、正答率70%を意識して取り組むようにしましょう。
勉強方法
勉強方法については通常の資格試験と同じく、参考書と問題集で対策が可能となります。
使用する参考書や具体的な勉強内容については次に解説します。
勉強時間の目安
Android開発未経験で知識がない方で約60時間程度になります。
1ヶ月~2ヶ月の勉強期間があれば、試験合格まで出来ると思います。
人それぞれ必要な勉強時間は変わりますが、後ほど紹介する参考書、問題集を9割程度理解できるまでが必要な勉強量になります。
使用する参考書・問題集
使用する参考書、問題集は以下の2冊になります。
携帯OS教科書 Androidアプリケーション技術者ベーシック
まずは「携帯OS教科書 Androidアプリケーション技術者ベーシック」にて、試験範囲の全般について学習をします。
出題されるキーワードはこの書籍の内容で十分網羅することができ、初学者でも理解しやすい内容になっています。
解説に加えて、練習問題が200問以上と模擬試験が1回分が付いているので、まずは最低限の知識を身に付けることになります。
徹底攻略 Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック問題集
勉強のメインとなるのは「徹底攻略 Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック問題集」です。
いわゆる黒本と呼ばれる問題集で本番試験に出題される問題と類似した問題が多く載っており、問題を解きながら理科度を深め、試験対策が出来る問題集となっています。
この問題集の内容をしっかり理解することが出来るかが、試験合格のカギとなります。
勉強スケジュールの立て方
さきほど、使用する参考書、問題集を紹介しましたが、実際に行うべき勉強内容をもとに勉強スケジュールの立て方をお伝えします。
勉強すべきタスクの全量と自分自身が確保できる勉強時間から考えて、勉強スケジュールを最初に作成します。
勉強スケジュールを作成出来ているかが、資格試験全般で役に立つ合格のテクニックになります。
参考書、問題集ともに3周は最低することが必要で、3周目が終わった時点で9割以上の問題を解けるレベルまで勉強すれば、本番試験にも合格することができます。
参考書、問題集ともに各章ごとに勉強の1タスクとして3周分すべてをいつやるかの勉強スケジュールを立てます。
3周分のタスクはいつやるのかを明確に見て、分かる状態にすることで自分の勉強状況を整理することができるので、継続した勉強を行うことができます。
参考書・問題集の正答率が9割を超えたら、本番試験を受けよう!
さいごに
「Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック」の勉強方法をお伝えしました。
Androidアプリ開発に興味がある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
基本的な知識を身に付けることができ、資格が仕事や転職のアピールにも繋がります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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