未経験からSAPコンサルになるには?FIコンサルになった本人が実体験で解説

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未経験からSAPコンサルになるには?FIコンサルになった本人が実体験で解説

「未経験からSAPコンサルになれるのか」「なるには何が必要か」と調べている方に向けて、Java開発からSAP FIコンサルタントに転職した筆者の実体験をお伝えさせていただきます。

筆者はSIerでJava開発を約7年経験したあと、SAP未経験でSAPコンサルの会社に転職し、FIモジュール(会計)の担当として3年働きました。

ネットで見つかる情報は「未経験からのルート」の一般論が中心です。この記事では、実際に未経験から入った人間が、選考で何をアピールし、入ってからどうキャッチアップしたのかを具体的に書きます。

この記事はこんな方におすすめです!

・未経験からSAPコンサルへの転職を考えている開発経験者の方
・SAPコンサルの選考で何が評価されるのか知りたい方
・会計の知識がない状態からFIコンサルが務まるのか不安な方

※本記事の情報は2026年8月時点のものです。採用の基準・入社後の育成は会社によって差がありますので、あくまで筆者個人の体験としてお読みください。

目次

結論:未経験でもなれる。武器は「SAPの知識」ではなかった

詳細は後ほど説明しますが、実際に未経験から入った筆者の結論は以下となります。

  • 選考で評価されたのは、開発経験・リーダー経験・キャッチアップして対応できる力
  • 会計知識は入社前ゼロでよかった。筆者は入ってから簿記3級を取って追いついた
  • 最初の仕事はアドオン開発。開発経験者は「開発で貢献しながらSAPを学ぶ」順番が成立する

筆者の前提

前職SIerでのJava開発(約7年、チームリーダー経験あり)
転職時のSAP経験なし(完全未経験)
担当モジュールFI(会計)
SAPコンサル期間約3年
現在生成AI・LLMを使ったアプリケーション開発

転職の経緯と年収の話は「SAPコンサルで年収840万。それを捨ててAIエンジニアになった話」に、SAPコンサルの働き方の実態は「SAPコンサルはやめとけ?」に書いています。

未経験の選考で何をアピールしたか

SAPの知識で勝負できない以上、選考で語れるのは「これまでの経験」と「追いつける力」です。筆者が実際にアピールしたのは次の3つでした。

1つ目は、基幹業務システムの開発経験です。Java開発の中で基幹業務システムの案件を経験しており、SAPが扱う「企業の業務を支えるシステム」に近い土台がありました。

2つ目は、チームリーダーの経験です。進行管理や関係者との調整は、コンサルタントの動き方にそのまま直結します。

3つ目は、キャッチアップして対応できる力です。タブレットやスマートフォンのアプリなど、それまでに毎回違う技術領域を経験してきたことを、「SAPという新しい領域でも追いつける」根拠として話しました。

逆に、SAP製品の勉強を入社前にしていたわけではありません。SAP認定資格も、入社後に会社の指示で取っています(実際に資格が必要かどうかは「SAPコンサルに資格は必要?」に書いています)。

モジュールは「会計」を自分で選んだ

筆者の場合、入社前の確認で「会計」か「ロジスティクス」かの選択がありました。そこで会計を選んだため、FIモジュールの担当になりました。

担当領域の決まり方は会社によって違うと思いますが、入口の時点で希望を聞かれることがある、というのは知っておいて損はありません。FI(会計)は月次・年次の決算に直結する領域で、需要が安定している一方、締め切りを動かせない場面が多い領域でもあります。

会計知識ゼロからのキャッチアップ

入ってから簿記3級を取った

会計の知識は、入社前にはありませんでした。入ってから簿記3級を取得し、仕訳や勘定科目といった会計の基本の型を押さえました。

あとは、簿記の考え方と目の前の業務を突き合わせながら対応していくことで、「なぜこの設定が必要なのか」が業務の意味から理解できるようになっていきました。FIを担当するなら、簿記3級レベルの知識は早めに入れておくのがおすすめです。

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最初の仕事はアドオン開発だった

入社して最初に任されたのは、コンサルティングではなく開発でした。金融系のSAP導入プロジェクトで、固定資産まわりのアドオン開発(SAPの標準機能で足りない部分を作り込む開発)を担当しました。

開発経験者にとって、ここは即戦力になれる入口です。開発で貢献しながらSAPの仕組みと業務を学び、そこからコンサルの仕事に広げていく。「未経験」といっても全部が未経験なわけではなく、この順番が成立するのが開発出身者の強みだと思います。

Nico

開発経験者は「アドオン開発から入る」ルートが強い!
いまの開発スキルがそのまま入口になります!

目指す前に知っておいてほしいこと

待遇や需要の安定は魅力ですが、激務になりがちな働き方の実態も含めて判断してほしいと思っています。3年働いて「やめとけ」と言われる理由を1つずつ検証した記事を、あわせて読んでみてください。

▼SAPコンサルはやめとけ?と言われる実態の検証はこちら▼

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転職活動の進め方は、通常のIT転職と同じです。IT・Web業界に特化した転職エージェントを使うなら、筆者が実際に利用したGeeklyの体験談が参考になると思います。

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さいごに

この記事では、未経験からSAPコンサル(FI)になるには何が必要か、実際になった筆者の実体験でお答えしました。

武器はSAPの知識ではなく、これまでの経験とキャッチアップする力。会計知識は入ってから簿記3級で追いつける。これが筆者の結論です。

「未経験だから無理」と入口で諦めるのではなく、いまの経験をどう語るかを整理するところから始めてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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