「AWS認定AIプラクティショナー(AIF-C01)を受けてみたいけれど、どの参考書や問題集を選べばいいのか分からない」。AIF-C01は比較的新しい試験のため、CLFやSAAに比べると教材の情報がまだ少なく、選び方で迷う方も多いと思います。
この記事では、AWS認定を7資格取得している筆者が、AIF-C01の参考書・問題集・Udemy講座・AWS公式の教材を整理し、目的別の組み合わせ方をお伝えします。なお、筆者自身はこの記事で紹介する教材を使っていません。そのため、各教材の内容は出版社や販売ページで公開されている目次・仕様をもとに紹介し、使い方の提案は筆者がほかのAWS認定を学習してきた経験からの見解として分けて書きます。
この記事はこんな方におすすめです!
- AIF-C01の参考書を1冊に絞りたい方
- 参考書・問題集・Udemy・公式教材をどう組み合わせればいいか知りたい方
- 購入する教材がAIF-C01に対応しているか見分けたい方
結論:AIF-C01は「参考書1冊+公式問題集+問題演習」で組み立てる
先に結論をお伝えします。AIF-C01の日本語の参考書は、この記事で紹介する4冊とも、テキストと練習問題が1冊にまとまっています。そのため、参考書1冊で出題範囲を一通り学び、AWS公式の無料問題集で本番の問われ方を確認し、足りなければUdemyなどで演習量を足すという組み立てが基本になります。
あわせて注意したいのが、2026年4月に試験ガイドが改訂され、エージェンティックAIなどが出題範囲に加わったことです。2025年に出た教材は改訂前に作られているため、改訂で増えた分は試験ガイドで確認して補いましょう(詳しくは後述)。
- 参考書は日本語の4冊から1冊を選ぶ(技術評論社・SBクリエイティブ・KADOKAWA・リックテレコム)
- 2026年4月の試験ガイド改訂で増えた範囲を、試験ガイドで確認して補う
- AWS Skill Builderの公式問題集(20問・日本語)で本番形式を確認する
- 演習が足りなければUdemyの日本語問題集、または英語の総合講座を足す
筆者がCLF・SAAなどのAWS認定を学習してきた中では、参考書を何冊も買うより、1冊を通読してから問題演習で弱い分野を補う進め方のほうが効率がよいと感じました。AIF-C01も、まずは参考書1冊から始めてみてください。
【比較表】AIF-C01の参考書・問題集・Udemy講座
この記事で紹介する教材を一覧にしました。価格は変動するため、購入前に各ストアの最新の表示をご確認ください。
| 教材 | 種類 | 特徴 | 発売日/最終更新 | 言語 | リンク |
|---|---|---|---|---|---|
| 最短突破 AWS認定AIプラクティショナー 合格対策テキスト+問題集(技術評論社) | 参考書 | 232ページ。第7章が問題集、ハンズオンつき | 2025年3月 | 日本語 | Amazonで見る |
| AWS認定資格試験テキスト AWS認定AIプラクティショナー(SBクリエイティブ) | 参考書 | 280ページ。試験の出題分野に沿った章立て | 2025年9月 | 日本語 | Amazonで見る |
| 独学合格 AWS認定 AIプラクティショナー テキスト&問題集(KADOKAWA) | 参考書 | 328ページ。章末問題45問+模擬問題85問 | 2025年7月 | 日本語 | Amazonで見る |
| AWS認定AIプラクティショナー合格テキスト&演習問題(リックテレコム) | 参考書 | 342ページ。第8章が模擬試験。4冊の中で最も新しい | 2026年5月 | 日本語 | Amazonで見る |
| Official Practice Question Set(AWS Skill Builder) | 公式問題集 | 20問。何度でも受けられる | — | 日本語 | Skill Builderで見る |
| Official Practice Exam(AWS Skill Builder) | 公式模擬試験 | 本番と同じ65問・90分。有料サブスクリプションが必要 | — | 日本語 | Skill Builderで見る |
| 【徹底対策 570問】AWS認定資格 AIプラクティショナー本番模試+カテゴリ別問題集(Udemy) | 問題集 | 模擬試験85問×2回+分野別問題集 | 2025年1月 | 日本語 | Udemyで見る |
| Ultimate AWS Certified AI Practitioner AIF-C01(Udemy・Stephane Maarek氏) | 動画講座 | 約10時間の動画+模擬試験1回 | 2026年10月 | 英語 | Udemyで見る |
AIF-C01の教材を選ぶ前に知っておきたいこと
出題範囲は5分野。生成AIと基盤モデルで半分を超える
AIF-C01の出題範囲は、AWS公式の試験ガイドで次の5分野に分けられています。
| 分野 | 採点対象に占める割合 |
|---|---|
| 第1分野:AIとMLの基礎 | 20% |
| 第2分野:生成AIの基礎 | 24% |
| 第3分野:基盤モデルの応用 | 28% |
| 第4分野:責任あるAIに関するガイドライン | 14% |
| 第5分野:AIソリューションのセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス | 14% |
第2分野と第3分野を合わせると52%で、生成AIとAmazon Bedrockなどの基盤モデルまわりが試験の半分以上を占めます。参考書を選ぶときは、この2分野にどれだけページを割いているかを目次で確認しておくと安心です。
試験は65問(うち採点対象50問、採点対象外15問)で、合格スコアは100〜1,000点のうち700点です。受験料などの最新情報はAWS公式の認定ページでご確認ください。
2026年4月の試験ガイド改訂で範囲が増えた。「AIF-C01対応」だけでは足りない
AIF-C01は試験コードを変えないまま、試験ガイドの改訂履歴によると2026年4月30日にバージョン1.1が公開されています。試験ガイドの更新内容は、公開から約1か月後に試験へ反映されるとされています。
改訂で追加・変更された主な内容は次のとおりです。
- エージェンティックAIの基本概念(マルチエージェント、モデルコンテキストプロトコル(MCP)、ツールの使用、メモリ管理など)
- コンテキストエンジニアリング、トークンベースの価格設定
- モデル蒸留、LLM-as-a-judgeによる評価、Amazon Bedrock Prompt Managementによるプロンプト管理
- ハルシネーションの検出とグラウンディング(RAGなど)
- 対象サービスへのAmazon Bedrock AgentCore・Kiro・Strands Agentsなどの追加
試験コードがAIF-C01のままなので、商品ページに「AIF-C01対応」とあっても、改訂後の範囲まで載っているとは限りません。この記事で紹介する参考書のうち3冊は2025年発売、Udemyの日本語問題集も最終更新が2025年1月で、いずれも改訂より前に作られています。教材を選ぶときは発売日・最終更新日を確認し、改訂で増えた範囲は試験ガイドとAWS公式ドキュメントで補いましょう。
まず使いたい無料教材:AWS Skill Builder
AWSの学習サイト「AWS Skill Builder」には、AIF-C01向けの公式教材がそろっています。AWS Builder ID(無料)を作成してログインすると使えます。
Official Practice Question Set(公式問題集・20問)
Official Practice Question Set: AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01 – 日本語)は、AWSが作成した試験形式の問題20問を無料で解ける教材です。各問題の選択肢ごとに解説がつき、何度でも受け直せます(毎回同じ問題で、順序だけが変わります)。
問題数は少ないものの、AWS自身が作成した本番形式の問題を無料で解ける貴重な教材です。参考書を読み始める前に一度解いて出題の雰囲気をつかみ、読み終えたあとにもう一度解いて理解度を確かめる、という2回の使い方をおすすめします。
Exam Prep Plan(公式の学習プラン)
Exam Prep: AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01) (Japanese)は、試験対策を4つのステップで進める公式の学習プランです。分野ごとの復習コースや、本番と同じ65問・90分のOfficial Practice Examが含まれます。ただし、Official Practice Examなど一部のコンテンツはSkill Builderの有料サブスクリプションが必要です。料金はSkill Builderのページでご確認ください。
▼AWS認定の公式模擬試験・問題集の受け方はこちら▼
AIF-C01の参考書(日本語テキスト)4冊
ここでは、AIF-C01に対応した日本語の参考書を4冊紹介します。いずれもテキストと練習問題が1冊にまとまっているので、基本的にはどれか1冊を選べば足ります。
最短突破 AWS認定AIプラクティショナー 合格対策テキスト+問題集(技術評論社)
クラスメソッド株式会社の深澤俊氏・大瀧隆太氏による参考書で、2025年3月に発売されました(232ページ)。目次は「AIの基礎とAWSを使う理由」「機械学習の基礎」「基盤モデルと生成AIについて」「AWSのAI関連サービス紹介」「AIシステムの管理とAWSのサービス紹介」と進み、第7章が問題集、最後にハンズオンがあります。
4冊の中では最もページ数が少なく、短い期間で全体を一周したい方に向いています。ハンズオンがついているので、実際にAWSのAIサービスを触りながら覚えたい方にも合います。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定AIプラクティショナー(SBクリエイティブ)
トレノケート株式会社のAWS認定トレーナーである山下光洋氏の参考書で、2025年9月に発売されました(280ページ)。SAAなどの参考書と同じ「AWS認定資格試験テキスト」シリーズの1冊です。章立ては「AIと機械学習の基礎」「生成AIの基礎」「基盤モデルの応用」「責任あるAI」など、試験の出題分野にほぼ沿った構成になっています。
試験ガイドの分野と照らし合わせながら学習を進めたい方や、同じシリーズでほかのAWS認定を学んだことがある方に向いています。紙の本のほかにKindle版もあります。
独学合格 AWS認定 AIプラクティショナー テキスト&問題集(KADOKAWA)
トレノケートの講師である小池歩氏の参考書で、2025年7月に発売されました(A5判・328ページ)。出版社の説明では、非IT人材やAI未経験の方に向けて専門用語やAWSサービスを背景から解説しているとされています。目次はAIと機械学習の基礎から始まり、AWSの概要、AWSのAIサービス、生成AI(Amazon Q・Amazon Bedrock)、セキュリティとガバナンスまで進みます。
章末に練習問題45問、最後に模擬問題85問が収録されています。AWS自体に触れたことがない方や、参考書だけで問題演習まで済ませたい方に向いています。
AWS認定AIプラクティショナー合格テキスト&演習問題(リックテレコム)
トレノケート株式会社の高山裕司氏による参考書で、2026年5月に発売されました(A5判・342ページ)。国立国会図書館の書誌には「AIF-C01に対応」と記載されています。目次は試験の概要から始まり、「AIと機械学習の基礎」「機械学習開発ライフサイクル」「生成AIの基礎」「基盤モデルの活用」「責任あるAI」「セキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス」と進み、第8章が模擬試験です。
4冊の中で唯一2026年に発売された参考書で、できるだけ新しい本を選びたい方の候補になります。ただし、発売は試験ガイドのバージョン1.1の公開(2026年4月30日)の直後のため、改訂後の内容がどこまで反映されているかは、購入前に目次や出版社の案内で確認してください。
Udemy講座:問題演習を増やしたいときに足す
参考書の練習問題と公式問題集だけでは演習量が足りないと感じたら、Udemyの講座を足しましょう。Udemyはセール時期によって価格が大きく変わるため、購入前に最新の価格を確認してください。
日本語の問題集:【徹底対策 570問】AIプラクティショナー本番模試+カテゴリ別問題集
IT Certification Labo氏による日本語の問題集講座です。模擬試験85問×2回(本番は65問)と、出題分野ごとの問題集(各100問×4つ)で、合計570問が収録されています。
日本語で大量の問題を解けるのが強みです。一方で、最終更新は2025年1月で2026年4月の試験ガイド改訂より前のため、エージェンティックAIなど改訂で増えた範囲は含まれていないと考えておきましょう。評価件数もまだ少ない講座です(2026年11月時点)。参考書で一通り学んだあとの演習用として使い、解説で分からない点は参考書や公式ドキュメントに戻って確認しましょう。
英語の総合講座:Ultimate AWS Certified AI Practitioner AIF-C01
CLFやSAAの講座でも知られるStephane Maarek氏の講座で、約10時間の動画と模擬試験1回分がセットになっています。Amazon Bedrock・Amazon Q・Amazon SageMakerやプロンプトエンジニアリングを扱い、200枚以上のスライドをPDFでダウンロードできます。最終更新は2026年10月で、紹介するUdemy講座の中では、試験ガイド改訂の後に更新されているのはこの講座だけです(改訂で追加されたAgentCoreなどをどこまで扱っているかは、講座ページのカリキュラムでご確認ください)。
講座は英語です。英語に抵抗がなく、動画で全体像をつかみたい方には、参考書の代わりの選択肢になります。字幕の対応言語は講座ページでご確認ください。
▼AWS認定試験の申し込み方法・受験料を抑えるクーポンの情報はこちら▼
AWS認定試験の申し込み方法|SAA・CLFの予約手順を画像で解説
目的別:AIF-C01教材のおすすめの組み合わせ
ここまでの教材を、読者の状況別に組み合わせると次のようになります。筆者の見解としての提案なので、手元の教材や学習時間に合わせて調整してください。
| こんな方 | 参考書 | 演習 |
|---|---|---|
| AWSもAIも初めて | KADOKAWA(独学合格) | 章末問題+模擬問題85問 → 公式問題集20問 |
| CLFやSAAを取得済み | SBクリエイティブ または 技術評論社 | 公式問題集20問 → 足りなければUdemyの日本語問題集 |
| 短期間で一周したい | 技術評論社(232ページ) | 第7章の問題集 → 公式問題集20問 |
| できるだけ新しい本を選びたい | リックテレコム(2026年5月) | 本の演習問題 → 公式問題集20問 |
| 英語でもよいので動画で学びたい | Udemyの英語講座(参考書の代わり) | 講座の模擬試験 → 公式問題集20問 |
どの組み合わせでも、試験ガイドで改訂後の範囲を確認し、最後にAWS公式の問題集20問で本番の問われ方を確認することは共通です。公式問題集は無料なので、ぜひ使ってみてください。
やってはいけない教材の使い方
教材選びで気をつけたいのは、参考書を2冊、3冊と買い足してしまうことです。今回紹介した4冊は、目次を見る限り扱う範囲がほぼ同じなので、複数冊を読んでも新しく覚えることは多くないと思います。改訂で増えた範囲は、本を買い足すより試験ガイドで確認するほうが確実です。1冊目を最後まで読み、練習問題で間違えた分野を読み直すほうが、同じ時間で得点につながりやすいです。
もう1つは、問題集の答えを覚えるだけで終わらせることです。同じ問題を繰り返し解くと答えの位置で覚えてしまいがちなので、解説を読んで、正解の理由と、ほかの選択肢が違う理由まで説明できる状態を目指しましょう。
よくある質問
Q. CLFを持っていなくてもAIF-C01を受けられますか?
A. 受けられます。AIF-C01の受験にCLFなどの前提資格は必要ありません。ただ、AWSのサービスに触れたことがない場合は、AWSの概要から解説しているKADOKAWAの参考書を選ぶと学習しやすいと思います。CLFの教材はAWSクラウドプラクティショナーの参考書・問題集など学習教材で紹介しています。
Q. 参考書なしで、Udemyだけで合格できますか?
A. 英語の総合講座のように動画で出題範囲を一通り学べる講座なら、参考書の代わりにできます。一方、日本語の問題集講座は演習用の教材なので、出題範囲の解説は参考書や公式ドキュメントで補う前提で使うのがよいと思います。
Q. 勉強時間はどれくらい必要ですか?
A. 勉強時間の目安やスケジュール例は、AWSのAI資格 AI Practitioner(AIF-C01)の試験概要と勉強方法で紹介しています。
さいごに
この記事では、AWS認定AIプラクティショナー(AIF-C01)の参考書・問題集・Udemy講座・AWS公式の教材を整理し、目的別の組み合わせ方をお伝えしました。
要点は、日本語の参考書4冊から1冊を選び、2026年4月の改訂で増えた範囲を試験ガイドで補い、AWS公式の無料問題集で本番の問われ方を確認することです。演習が足りなければUdemyの問題集を足しましょう。
AIF-C01に合格したら、資格を転職や社内評価にどう活かすかも考えておくと、次の一歩を決めやすくなります。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
※本記事の情報は2026年11月時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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