近年のクラウド需要の増加に伴い、No1のシェアを誇るAWSの勉強を始める方が増えてきています。
AWSの勉強を書籍でしたいという方に向けて、資格別でおすすめの参考書・問題集を網羅して紹介します。
この記事を見れば、各AWS資格の対策本として発売されている書籍の内容と特徴を知ることができます。
AWS認定クラウドプラクティショナー（CLF）
AWS認定クラウドプラクティショナー向けのおすすめ参考書は以下2冊です。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
1冊目は「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー」です。
本書はAWS認定資格の入門レベルとなるクラウドプラクティショナー試験の内容を網羅的に丁寧に解説された1冊となります。
初心者にも学びやすいように各サービスごとに説明が載っているので、資格試験だけでなく、AWSを始めて学ぶ方にも役立つ内容です。
問題集ではないため、試験合格にこの1冊では演習不足となりますが、教科書のように最初の知識のインプット、あるいは後からの試験範囲の復習に活用する用途がおすすめです。
AWS認定クラウドプラクティショナー向けに参考書を使用して勉強したい方には、1番おすすめの書籍となります。
一夜漬けAWS認定クラウドプラクティショナー直前対策テキスト[第2版]
2冊目は「一夜漬けAWS認定クラウドプラクティショナー直前対策テキスト[第2版]」です。
こちらはクラウドプラクティショナー試験対策に特化して書籍となっています。
タイトルに一夜漬けとある通り、試験に出題される部分を簡潔にした解説が載っているため、AWSを始めて学習される方にも理解しやすい構成となっています。
注意点としては、1日だけの勉強で試験合格するには難易度が高いと思われます。
書籍と合わせて問題演習をこなして、理解を深めてから試験に臨む必要があります。
NicoAWS認定クラウドプラクティショナーの学習教材は以下の記事でより多く紹介しています。
AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト（SAA）
AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト向けのおすすめ参考書は以下４冊です。
※現行試験の「SAA-C02」は2022年8月29日まで受験可能となります。
新試験の「SAA-C03」が2022年8月30日から開始となるため、現行試験での合格を目指す方は注意しましょう。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第2版
1冊目は「AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第2版」です。
最新版の試験に対応した書籍で試験に出題されるサービスを広く扱い、解説した内容となっており、基礎的な部分の理解に向いています。
学習の初めに読むことで基本的な内容を理解することが可能なため、教科書のような使用用途で持っておくべき、おすすめの1冊です。
しかし、AWSはサービスの進化が早いため、書籍だけでは最新状況をカバーするのが困難です。
本書籍では各サービスの基本的な内容についての解説と練習問題が載っているので、まずは確実に理解し、さらに問題集などを活用し、問題経験を積むことができれば、合格に近づけると思います。
AWS認定ソリューションアーキテクト－アソシエイト問題集
2冊目は「AWS認定ソリューションアーキテクト－アソシエイト問題集」です。
本書は各サービスの説明も載っていますが、問題集となっているので、他の参考書に比べて演習問題が多くなっています。
既にAWSの知識を持っている人で資格試験にチャレンジしようとしている方におすすめの1冊です。
本番レベル同様の演習問題に多く触れることができ、複数回取り組むことで試験合格に大きく近づける内容の1冊だと思います。
徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書 徹底攻略シリーズ
3冊目は「徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書 徹底攻略シリーズ」です。
資格試験といえば、見覚えのある黒本になります。
試験に出題されるポイントが抑えられており、問題集として、多くの問題に触れることができ、問題を解きながら、理解を深めることが出来るおすすめの1冊です。
問題演習の経験として、前述の「AWS認定ソリューションアーキテクト－アソシエイト問題集」とどちらかを持っておけば良いでしょう。
一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト[CO2対応]直前対策テキスト
4冊目は「一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト[CO2対応]直前対策テキスト」です。
この書籍は本番問題に近い実践問題が載っているため、既に他の参考書などで勉強済みやAWSの知識をすでにお持ちの方が試験直前に理解度の確認や復習する際に最後の仕上げの1冊におすすめです。
試験に向けて不安が残る場合や試験まで時間がない時に、この書籍で追い込みの勉強をかけることができます。
NicoAWS認定SAAの学習教材は以下の記事でより多く紹介しています。
AWS認定Sysopsアドミニストレーターアソシエイト（SOA）
AWS認定Sysopsアドミニストレーターアソシエイト向けのおすすめ参考書が2022年6月についに発売されました。
今後発売が予定されている参考書も含めて紹介しておきます。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト AWS認定資格試験テキスト
1冊目は「AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト AWS認定資格試験テキスト」です。
他にAWSの参考書を書かれている複数の著者にて作成されるAWS認定Sysopsアドミニストレーターアソシエイトの参考書です。
新しくなった「SOA-C02」試験に対応しており、試験ラボについても対策が書かれています。
試験ラボの模擬試験では、頻繁に出題されている内容について、学習することができます。
新試験になり、試験ラボ対策が合格のカギとなっているため、対策、模擬試験が載っていることが大変、参考になります。
ポケットスタディ AWS認定 SysOpsアドミニストレータ アソシエイト
2冊目は「ポケットスタディ AWS認定 SysOpsアドミニストレータ アソシエイト」です。
AWS関連のポケットスタディシリーズではデベロッパーアソシエイトに続き、SysOpsアドミニストレータアソシエイト版が2022年9月30日に発売となります。
試験範囲の基礎知識を体系的に学ぶことができ、確かな知識を身に付けられることが特徴のシリーズであるため、同様に試験対策とともに実務でも役立つ知識が得られる参考書となっていると思われます。
AWS認定デベロッパーアソシエイト（DVA）
AWS認定デベロッパーアソシエイト向けのおすすめ参考書は以下2冊です。
ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイト
1冊目は「ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイト」です。
AWS認定デベロッパーアソシエイト試験対策はもちろんですが、開発の実務でも役立つ知識が身に付くほど丁寧な解説が載っています。
解説に加えて、演習問題も豊富にあることから、試験対策に向けて、1番おすすめの書籍になります。
この書籍で基本を学んで、演習問題に取り組むことが出来れば、試験に合格できると思います。
徹底攻略AWS認定デベロッパー – アソシエイト教科書 徹底攻略シリーズ
2冊目は「徹底攻略AWS認定デベロッパー – アソシエイト教科書 徹底攻略シリーズ」です。
定番の黒本と呼ばれるシリーズの書籍です。
試験対策に向けた特徴の解説と演習問題による知識定着を図れる内容となっています。
模擬試験もついているので、学習の仕上げにも使用できる1冊になっています。
NicoAWS認定DVAの学習教材は以下の記事でより多く紹介しています。
AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル（SAP）
AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル向けのおすすめ参考書は以下２冊です。
※現行試験の「SAP-C01」は2022年11月14日まで受験可能となります。
新試験の「SAP-C02」が2022年11月15日から開始となるため、現行試験での合格を目指す方は注意しましょう。
AWS認定資格試験テキスト＆問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル
1冊目は「AWS認定資格試験テキスト＆問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル」です。
資格試験の概要から学習方法、各サービスの1つ1つの丁寧な解説がされている等、この1冊で基本部分は十分な試験対策になるおすすめの1冊です。
演習問題、模擬試験とその解説も充実しており、問題を解きながら、知識定着を図れるのも良いポイントの1つです。
試験自体のレベルが非常に高いため、他の教材で演習問題に触れる機会は確保する必要がありますが、この書籍の内容を理解していれば、後は問題に慣れることで十分合格できると思います。
AWS認定ソリューションアーキテクト－プロフェッショナル～試験特性から導き出した演習問題と詳細解説～
2冊目は「AWS認定ソリューションアーキテクト－プロフェッショナル～試験特性から導き出した演習問題と詳細解説～」です。
演習問題の量の多さとその分かりやすい解説から、自分自身のAWSへの理解度の確認と定着を図ることにおすすめの1冊です。
問題を解くというのが、一番試験合格に近づくので、本書籍を利用するメリットは多大にあります。
前述で紹介した「AWS認定資格試験テキスト＆問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル」と合わせて勉強することをおすすめします。
AWS認定DevOpsエンジニアプロフェッショナル（DOP）
AWS認定DevOpsエンジニアプロフェッショナル向けのおすすめ参考書は現時点では発売されていません。
今後、発売される予定となれば追加したいと思います。
AWS認定アドバンストネットワーキング-専門知識（ANS）
AWS認定アドバンストネットワーキング-専門知識向けのおすすめ参考書は以下1冊です。
※新試験の「ANS-C01」が2022年7月12日から開始されています。
紹介する参考書と一部、試験内容などが変更となっている可能性がありますので、公式の試験情報を確認しましょう。
要点整理から攻略する『AWS認定 高度なネットワーキング-専門知識』
1冊目は「要点整理から攻略する『AWS認定 高度なネットワーキング-専門知識』」です。
ネットワークに特化したおすすめ参考書はこれ一択といえるでしょう。
試験範囲に沿って必要なサービスの解説がされており、苦手な分野だけを重点的に復習しやすい構成になっています。
貴重な演習問題も６０問以上ついているので、どこまで理解できているかの知識の確認にもなります。
他にネットワークに特化した書籍が少ないことから資格試験対策だけでなく、普段の業務にも役立つ知識を学べる1冊となります。
AWS認定データアナリティクス-専門知識（DAS）
AWS認定データアナリティクス-専門知識向けのおすすめ参考書は現時点では発売されていません。
今後、発売される予定となれば追加したいと思います。
AWS認定データベース-専門知識（DBS）
AWS認定データベース-専門知識向けのおすすめ参考書は以下1冊です。
要点整理から攻略する『AWS認定 データベース-専門知識』
1冊目は「要点整理から攻略する『AWS認定 データベース-専門知識』」です。
要点整理シリーズのデータベース版です。
一番の特徴は必要なサービスを要点ごとにまとめられており、理解が浅いサービスを選んで、重点的に勉強できる構成となっていることです。
演習問題も60問以上載っており、試験対策もしっかり行えます。
現時点で他に匹敵する試験対策書はないことより、最も試験対策に役立つ参考書となります。
AWS認定機械学習-専門知識（MLS）
AWS認定機械学習-専門知識向けのおすすめ参考書は現時点では発売されていません。
今後、発売される予定となれば追加したいと思います。
AWS認定セキュリティ-専門知識（SCS）
AWS認定セキュリティ-専門知識向けのおすすめ参考書は以下1冊です。
要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』
1冊目は「要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』」です。
要点整理シリーズのセキュリティ版です。
こちらも特徴として必要なサービスを要点ごとにまとめられており、すでに名前は知っているIAMやWAFなどのセキュリティ関連のサービスをより深く解説されています。
演習問題も60問以上載っており、試験対策もしっかり行えます。
セキュリティの重要さは実務でも出てくるポイントのため、資格勉強だけでなく、実践的な知識を学べる点でもおすすめの1冊です。
AWS認定SAP on AWS-専門知識（PAS）
AWS認定SAP on AWS-専門知識向けのおすすめ参考書は現時点では発売されていません。
今後、発売される予定となれば追加したいと思います。
さいごに
AWS資格別の市販されているおすすめ参考書・問題集をまとめて紹介させていただきました。
試験体系も随時アップデートされているので、古くなっている参考書や問題集は省いて、各試験の最新版に対応している書籍のみを紹介しています。
各参考書にはそれぞれ特徴がありますので、自分にあったものを見つけ、是非AWS認定資格の取得に役立ててもらえればと思います。
各AWS資格の勉強方法も以下で記載していますので、良ければチェックしてみてください。
>> クラウドプラクティショナー（CLF）の勉強方法
>> ソリューションアーキテクトアソシエイト（SAA）の勉強方法
>> Sysopsアドミニストレーターアソシエイト（SOA）の勉強方法
>> デベロッパーアソシエイト（DVA）の勉強方法
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