AWSエンジニアになるには何から手を付ければいいのか、資格・実務経験・転職のどれを先に動かすべきかをお伝えさせていただきます。
筆者はAWS認定を7つ取得し、SIerでJava開発をしながら社内でAWSの実務経験を手に入れ、その経験を武器に2回の転職を経験しました。ただし正直に書くと、「AWSエンジニア」という職種に転職したわけではありません。それでもAWSの実務と資格は選考で確かに効きました。この記事では、その経験から見えた「職種名にたどり着くまでの現実的な順路」を整理します。
読み終えたときに、自分がいまどのルートにいて、次に何をすればいいのかが具体的に決まっている状態を目指して書きました。
この記事はこんな方におすすめです!
- 別領域のエンジニアで、AWSを扱う仕事に移りたいと考えている方
- AWS資格は取ったものの、次に何をすればいいのか分からない方
- 未経験からAWSエンジニアを目指せるのか知りたい方
結論:AWSエンジニアになる順路は「資格 → 現職で小さく実務 → 転職」
詳細は後ほど説明しますが、まとめは以下となります。
- 最初の一歩は資格。ただし「転職市場へのアピール」より「社内で仕事を取る目印」として効く
- 次に実務。いきなり本番構築ではなく、調査・検証の段階から入れる場所を探す
- 転職はいちばん最後。職務経歴書に書ける「何を設計・構築したか」が1つできてから動く
- 前職の領域(アプリ開発・ネットワーク・運用)は捨てずに武器として持っていく
この順番をひっくり返して「資格 → いきなり転職」に飛ぶと、面接で詰まりやすくなります。筆者自身、資格を持って臨んだ選考で聞かれたのは資格の名前ではなく「AWSで何を設計・構築したか」でした。そのときに何を聞かれたかは後半で書きます。
AWSエンジニアとはどんな職種か
「AWSエンジニア」は資格名のように定義が決まった職種ではなく、求人票ごとに指している仕事がかなり違います。ここを曖昧にしたまま学習を始めると、必要のない範囲まで手を広げることになります。
インフラ寄り(構築・運用)とアプリ寄り(開発)で仕事が違う
大きく分けると次の2方向です。同じ「AWSエンジニア」という求人名でも、任される内容は別物だと考えたほうが安全です。
| 方向 | 主な仕事 | 前職として相性がよい経歴 |
|---|---|---|
| インフラ寄り(構築・運用) | ネットワーク・サーバ構成の設計、可用性やコストの設計、監視・運用の仕組みづくり、オンプレミス(自社で持つサーバ環境)からの移行 | インフラエンジニア、ネットワークエンジニア、運用・保守 |
| アプリ寄り(開発) | サーバーレス(サーバの用意・管理をAWS側に任せる方式)での機能実装、認証・通知などの連携設定、CI/CD(テストとリリースの自動化)の整備、既存アプリのクラウド対応 | アプリケーション開発(Java・PHP・Pythonなど)、社内SE |
筆者が実際に手を動かしたのは、高可用性の構成検証から始まり、CloudWatchなどを使ったJOB監視の仕組みの構築でした。位置づけとしてはインフラ寄りですが、LambdaのコードをPythonで書く場面もあり、境界はきれいに分かれていません。
「AWSだけやる仕事」は意外と少ない — 前職の領域が武器になる
これから目指す方に最も伝えたいのがここです。AWSの案件は、たいてい「何かのシステムをAWSで作る/動かす」という形で来ます。つまりAWSの知識だけでは仕事が完結せず、その業務領域を分かっている人が求められる場面が多いと感じています。
筆者の場合、Javaのコードを書く力がそのままAWSの実務で生きた場面は多くありませんでした。インフラの構成設計や認証・通知まわりの設定は、アプリ開発とは別領域で学び直しが必要でした。それでも、「アプリケーション側から見てこの設定がなぜ必要なのか」を説明できることは、はっきり強みとして働きました。
ですから、いま別職種にいる方はその経歴を捨てる必要はありません。むしろ「前職の領域 × AWS」という掛け算のほうが、AWS単体の知識より評価されやすいと感じています。
AWS以外に土台として必要になる知識
AWSのサービス名を覚える前に、次の土台があるかどうかで学習スピードがまったく変わります。未経験の方は、ここを飛ばしてサービス名の暗記に入ってしまいがちです。
- ネットワークの基礎(IPアドレス・サブネット・ルーティング・ファイアウォール)。VPC(AWS上に作る自分専用のネットワーク)の設計は、この知識がそのまま必要になります
- Linuxの基本操作(コマンドライン、プロセスやログの確認)。EC2を触る場面で必ず使います
- 権限・認証の考え方。IAM(AWSの権限管理の仕組み)でつまずく方の多くは、AWS固有の話ではなく権限設計そのものに慣れていません
- 何かしらのプログラミング経験。言語は問いません。筆者はJavaの経験しかない状態でLambdaのPythonを書けました
ルート別の順路|自分がどこから入るかで手順が変わる
「AWSエンジニアになるには」の答えは、いまどこにいるかで変わります。自分がどのルートかを先に決めてください。
| ルート | いまの立ち位置 | 最初にやること |
|---|---|---|
| ①別職種のエンジニアから移る | 開発・インフラ・社内SEなどで実務経験がある | SAAを取り、現職でAWSに触れる口実を作る |
| ②未経験から目指す | IT業界の実務経験がない | IT基礎とCLFから入り、まずIT職に就く |
| ③現職でAWSを任されるところから始める | 転職はしたくない/まだ動けない | ①と同じだが、転職活動はしない |
①別職種のエンジニアから移る(本命ルート・筆者の実体験)
すでにIT実務がある方にとって、これがいちばん再現性の高いルートです。筆者がたどったのもこれでした。
当時、所属していた部署ではAWSの勉強強化を図っていたものの、社内にAWS資格の保持者はほとんどいませんでした。そこでソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA)を取得したところ、AWS関連の業務が自分に回ってくるようになりました。自分から手を挙げたわけでも、上司に指名されたわけでもありません。「資格を持っている人がいる」という理由で声が掛かったというのが実際のところです。
ここがこのルートの肝で、社内に有資格者が少ないほど資格の「目印」としての効果は大きくなると感じています。少なくとも筆者の職場では、誰に任せるか迷ったときの判断材料が資格くらいしかありませんでした。まずは自分の会社にAWS導入の動きがあるか、社内に有資格者が何人いるかを確認してみてください。
▼JavaエンジニアがAWSの実務経験を積むまでの実録はこちら▼

②未経験から目指す(先に用意しておくもの)
未経験からいきなりAWSエンジニアの求人に応募しても、書類で止まる可能性が高いです。AWSの案件は「何かのシステムをAWSで作る」形で来るため、システム開発や運用そのものの経験を前提にしている求人が多いからです。
現実的な順番は、まずIT職に就いてから①のルートに合流することです。具体的には次の進め方になります。
- ネットワーク・Linuxの基礎を学ぶ(前章の「土台」の部分)。何から手を付けるか決まらない場合は、ITパスポートや基本情報技術者試験の学習範囲をなぞるとネットワークの基礎を一通り拾えます。Linuxは手元に仮想環境を1台立てて、コマンドで触りながら覚えるのが早いです
- AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF)でAWSの全体像をつかむ
- インフラエンジニア・運用・開発など、AWSに近いIT職として就職する
- 就職後にSAAを取得し、①のルートでAWSの業務を取りにいく
「何か月でAWSエンジニアになれるか」という数字をよく見かけますが、筆者が裏付けを持って言える期間ではないので、この記事では書きません。学習に充てられる時間も、勤め先にAWS案件があるかどうかも人によって違いすぎるためです。代わりに期間ではなく「次の1ステップが終わったか」で進捗を測ることをおすすめします。
なお、独学でIT職への就職まで持っていくのが難しいと感じる場合、20代であれば受講料無料のスクール経由という選択肢もあります。たとえばプログラマカレッジは、未経験からの就職を前提に研修と就職支援をセットで提供しており、受講料は0円と案内されています(20代向け・オンライン)。まずIT職に入る段階を短縮したい方は、条件が合うか確認してみてください。
③現職でAWSを任されるところから始める(転職しない選択肢)
意外に見落とされますが、職種名を変えなくてもAWSの実務経験は手に入ります。筆者はSIerに在籍したまま、Javaの開発と並行してAWSの実務を積みました。
履歴書の職種名は変わりませんが、選考で見られるのは職種名ではなく「何を構築したか」です。実際、2回の転職の選考で評価されたのは職種名ではなく、AWSで何を設計・構築したかの中身でした。すぐに転職するつもりがない方は、このルートから始めるのが最もリスクが低いと思います。
資格はどこまで効くのか
ここは期待と現実のギャップが大きい部分なので、効いた場面と効かなかった場面を分けて書きます。
最初の1枚はCLFかSAA|目的別の選び方
AWS認定はFoundational・Associate・Professional・Specialtyの4レベルに分かれています。最初に迷うのはFoundationalのCLFとAssociateのSAAのどちらから入るかですが、AWS公式が示している想定対象を見ると選びやすくなります。
| 試験 | 公式が示す想定対象 | 試験時間・問題数 | こんな方に |
|---|---|---|---|
| クラウドプラクティショナー(CLF) | IT関連の経歴を持たない受験者向けに設計。セールス、マーケティング、製品またはプロジェクト管理といった事業部門の役割の方も対象 | 90分・65問 | IT実務がない方、AWSに初めて触れる方 |
| ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA) | AWSサービスを使用するクラウドソリューションの設計において1年以上の実務経験があることが望ましい(1〜3年のIT経験からの挑戦も想定) | 130分・65問 | すでにIT実務がある方、社内でAWSの仕事を取りにいきたい方 |
| ソリューションアーキテクト プロフェッショナル(SAP) | AWSサービスを利用したクラウドソリューションの設計・実装で2年以上の経験を推奨 | 180分・75問 | AWSの実務が始まり、設計を任される側に進みたい方 |
※対象者・試験時間・問題数はAWS公式の各試験ページの記載によります(CLF/SAA/SAP)。受験料や試験内容は変更される場合があるため、最新情報はAWS認定の公式サイトでご確認ください。
すでにIT実務がある方は、CLFを飛ばしてSAAから入っても問題ありません。逆にIT実務がない方は、CLFで用語と全体像をそろえてからのほうが結果的に早いと思います。筆者自身は2022年にCLFの学習から始め、そのあとにSAAを取得しました。社内でAWSの仕事が回ってくるようになったのは、SAAを取得してからです。
もう1点、見落としやすいのが有効期限です。AWS認定の有効期間は3年で、再認定するには最新版の試験に合格するか、上位レベルの認定を取得する必要があります(AWS Skill Builderの有料プランで維持活動を完了した場合は1年の延長)。取って終わりにはできない資格である点は、計画に入れておいてください。
▼AWS認定資格の全体像とレベル別ロードマップはこちら▼

資格が効いたのは「書類選考」と「社内のアサイン」だった
筆者はAWS認定を7つ取得し、その間に2回転職しました。振り返って、資格がはっきり効いたと感じた場面は2つです。
- 書類選考。応募したい企業をひととおり通過できた(あくまで筆者の体感です)
- 社内のアサイン。資格を取ったらAWSの仕事が回ってくるようになった
転職を考えている方ほど前者に目が行きますが、長い目で効いたのは後者です。資格をきっかけに実務が回ってきて、その実務が職務経歴書の中身になる。この循環に入れるかどうかが、AWSエンジニアへ近づけるかの分かれ目でした。
資格だけでは足りなかった場面(面接で聞かれたこと)
一方で、面接で評価されたのは資格の名前ではなく「AWSで何を設計・構築したか」という中身でした。プロフェッショナルレベルの資格を持っていると面接官の期待値も上がった状態で質問が来るため、実務の話ができないと逆にギャップが目立ちます。
つまり資格は書類を通すところまでの道具で、そこから先は実務経験の担当領域です。「資格を取ったのに評価されない」と感じる場合、たいていこの境界のところで止まっています。
▼「AWS資格は意味ない」と言われる理由を検証した記事はこちら▼

実務経験をどう作るか
「実務経験がないと採用されない、でも採用されないと実務経験が積めない」という循環が、このキャリアで最大の壁です。抜け方は2つあります。
現職の中で作る(調査・検証フェーズが狙い目)
筆者が最初に入ったのは、投資案件として「AWSで何ができるか」を調査・検証する社内プロジェクトでした。担当したのは高可用性のインフラ構成の検証です。いきなり本番システムの構築を任されたわけではなく、「まず調べて、試して、報告する」段階からのスタートでした。
これが実務経験の入口として良かったと思っています。本番運用の責任を負う前に、実際の環境で手を動かして構成を組めるからです。社内にAWS導入の動きがあるなら、「資格を取ったので検証をやらせてほしい」は、実績がない状態でも通りやすい手の挙げ方だと思います。
その後は検証から進んで、CloudWatchなどを使ったJOB監視の仕組みの構築に関わりました。ここまで来ると、職務経歴書に「何を設計・構築したか」を1行で書けるようになります。
個人で作る(手を動かした証跡の残し方)
現職にAWSの案件がまったくない場合は、自分で環境を作るしかありません。このとき大事なのは、作ったこと自体より証跡が残っているかです。面接で「触りました」と言うのと、構成図と設定意図を見せられるのとでは伝わり方がまったく違います。
- 構成図を1枚描いて、なぜその構成にしたかを文章で添える(可用性・コスト・権限のどれを優先したか)
- 手作業ではなくコード(Infrastructure as Code。構成をコードで定義して再現できるようにする方式)で組み、その定義ファイルを公開できる形にしておく
- うまくいかなかった点と、どう解決したかを記録する。面接で深掘りされるのはたいていこちら
- 使い終わったリソースは必ず削除する。課金され続ける構成を放置するのは、設計者としての印象も良くありません
資格の学習を「手を動かす学習」に寄せておくと、この証跡づくりと兼ねられます。筆者はハンズオン形式の動画講座を使って学習しました。実際に受講した講座は以下にまとめています。
▼AWS SAA・CLF対策のUdemy講座を全部受講して比較した記事はこちら▼

年収はどう変わるか
筆者のケース:AWS認定SAP取得後の転職で約650万円から約840万円になった
筆者の場合、AWSのプロフェッショナルレベル資格(AWS Certified Solutions Architect – Professional。以下、AWS認定SAP)を取得したあとの転職で、年収は約650万円から約840万円になりました。ただしこれは資格だけで上がった金額ではありません。前提として、AWSの実務経験が職務経歴書に書ける状態になっていたことが大きく効いています。
もう1つ、転職先がERPパッケージの「SAP」を扱うコンサルティング業界だったことも金額に影響しています。紛らわしいのですが、この業界名のSAPは、AWS認定SAP(ソリューションアーキテクト プロフェッショナル)とはまったくの別物です。つまり「AWS認定SAPを取ったからSAPコンサルになれた」という話ではありません。
▼AWS認定SAPが転職でどう評価されたか、年収の内訳はこちら▼

相場を見るときの注意(求人票のレンジは上限が目に入る)
「AWSエンジニアの年収は◯◯万円」という数字がネット上にはたくさんありますが、この記事では相場の数値を出しません。出典をたどると調査対象や集計方法がばらばらで、そのまま自分に当てはめられる数字ではないからです。
現実的なのは、自分の経歴で狙えるレンジを実際の求人票で確認することです。その際に押さえておきたい点は次の3つです。
- 求人票のレンジは上限の数字が目に入りやすい。上限は最上位の経験者向けであることが多く、提示額は経歴に応じて決まります
- 同じ「AWSエンジニア」でも、受託か自社開発か、設計を任される役割かどうかでレンジが変わります。職種名ではなく職務内容で比較するのが確実です
- 探すときは職種名ではなく必須要件で絞ると実態が見えます(AWSでの設計経験が何年必要か、扱うシステムの規模はどのくらいか)。同じような求人を受託系・自社開発系で2〜3件並べて比較すると、自分の経歴でどちらが通りやすいかも判断できます
転職に動くタイミングと、エージェントの使い方
動く目安を先に書いておきます。次の3つがそろっていれば、面接で話す材料は足りています。
- AWSで「何を設計・構築したか」を1件、具体的に説明できる
- その構成をなぜそう決めたか(可用性・コスト・権限のどれを優先したか)を言える
- SAA以上の資格を1枚持っている(書類選考を通すための道具として)
「資格を取ってから動く」か「動きながら取る」か
| 進め方 | 向いている人 | 注意したいこと |
|---|---|---|
| 資格を取ってから動く | 現職でAWSに触れる見込みがある人。社内で仕事を取りにいける環境がある | 資格の枚数を増やすこと自体が目的化しやすい。実務が1件できた時点で区切る |
| 動きながら取る | 現職にAWSの案件がまったくない人。転職しないと実務に触れられない | 面接で実務の話ができないと期待値とのギャップが目立つ。求人票の必須要件を先に確認しておく |
結論としては、書類に書ける実務が1つできてから動くのがおすすめです。資格の枚数を増やしてから動こうとすると、いつまでも動けません。筆者も、資格の数より「JOB監視の仕組みを構築した」という1件のほうが、面接で長く話せました。
ただし、求人票を見るだけなら今日からでも意味があります。応募先が求めている経験を先に知っておくと、現職で何を取りにいくべきかが決まるからです。実際、筆者も在職中に活動して2回とも転職しました。
IT特化のエージェントを使う理由
AWS周辺の求人は、職種名が同じでも中身が大きく違います。求人票の「AWS経験尚可」がどの程度を指すのかは、求人票の文面だけでは判断できません。ここを補ってもらうために、IT領域を専門に扱うエージェントを使う価値があります。
筆者が2回目の転職活動で最初に登録したのは、IT・Web・ゲーム業界に特化したGeekly(ギークリー)です。まだ応募するつもりがなくても、AWSの求人票がどんな経験を求めているかを先に見ておくだけで、現職での動き方が変わります。実際に使ってみた感想はGeeklyを実際に使った感想にまとめました。
なお、すでにAWSのプロフェッショナルレベル資格を持っている方は、転職市場でどう評価されるかを先に確認しておくと動きやすくなります。
▼AWS SAPの難易度と勉強時間80時間の合格体験談はこちら▼

よくある質問(FAQ)
Q. 未経験でもSAAから始めていいですか?
A. 挑戦すること自体は可能です。ただしAWS公式はSAAについて「AWSサービスを使用するクラウドソリューションの設計において1年以上の実務経験があることが望ましい」としており、IT実務がない状態だと用語の壁でつまずきやすくなります。急がないのであれば、CLFで全体像をつかんでからSAAに進むほうが結果的に早いと思います。
Q. 文系でもAWSエンジニアになれますか?
A. 出身学部が選考で問われた場面を、筆者は経験していません。見られるのは学部ではなく、ネットワークやLinuxの基礎を理解しているか、AWSで何を作ったかです。CLFはIT関連の経歴を持たない受験者向けに設計されていると公式にも書かれているので、入口としても使えます。
Q. 独学だけで足りますか?
A. 資格取得までは独学で十分だと思います。筆者も動画講座と問題演習で取得しました。足りなくなるのは資格の先で、実務の場をどう確保するかは独学では解決しません。現職で手を挙げるか、環境を変えるかの判断が必要になります。
Q. どのくらいの期間が必要ですか?
A. 職種到達までの期間は人によって差が大きく、筆者が裏付けを持って言える数字はありません。資格単体であれば、筆者はCLFに約1か月・50時間、SAAに約1か月、SAPに約80時間かけています。それぞれの内訳は各記事にまとめています。
Q. AWS資格は取ったら一生使えますか?
A. いいえ。AWS認定の有効期間は3年で、再認定には最新版の試験に合格するか上位レベルの認定を取得する必要があります。ただし失効しても、学んだ範囲と身についた設計の考え方が消えるわけではありません。職務経歴書に書くときは取得年を明記しておけば問題ありません。
さいごに
AWSエンジニアになるための順路について、AWS認定7資格を取得し、現職でAWSの実務を手に入れた立場からお伝えしました。
あらためて整理すると、順路は「資格 → 現職で小さく実務 → 転職」です。資格は転職市場へのアピールである前に、社内で仕事を取りにいくための目印として効きます。そして面接で評価されるのは、その先に生まれた「何を設計・構築したか」です。
いま別職種にいる方は、まずSAAの学習を始めて、社内でAWSに触れる口実を作るところからで十分です。すでに資格をお持ちの方は、調査・検証でよいので手を動かせる案件を1つ取りにいってみてください。そこから先の景色が変わります。
▼AWSクラウドプラクティショナー(CLF)の勉強時間・勉強方法はこちら▼

▼AWS認定SAAに1か月で合格した勉強方法はこちら▼

▼AWS SAAの合格までのロードマップはこちら▼

最後までお読みいただきありがとうございました。
※本記事の情報は2026年9月時点のものです。AWS認定の試験内容・受験料・有効期間、および紹介したサービスの条件は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。


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